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お金持ちと貧乏な人が感じる幸福は別物

Posted on 2017.12.24

【お金持ちと貧乏な人が感じる幸福は別物】
米国カリフォルニア大学アーバイン校の研究によると、裕福な人が貧しい人よりも必ずしも幸福だと感じていないという研究結果が、2017年12月の『Emotion』に掲載されました。この研究は、1519人の米国人を対象に幸福感に関する調査結果を分析したもの。被験者を所得階層で分類し、幸福の7つの構成要素として選択された「娯楽」「畏敬の念」「思いやり」「満足感」「熱意」「愛」「誇り」について質問したところ、高所得者層では「誇り」「満足感」に対するスコアが高く、低所得者層では「思いやり」「愛」「畏敬の念」そして世界に対する美しさをより強く感じていました。この結果について研究者らは、高所得者は自分自身に対する自信や満足感が高い一方、低所得者層では、他者に対する愛や人間関係に、より高い満足や幸福を感じる傾向があると分析しています。そして、高所得であれば健康状態が良く長生きできる人が多く、低所得者のほうが健康状態が悪く寿命が短いという傾向はあるものの、富が人の幸福感を高めると一概には言えないことが、今回の研究で明らかになったと述べています。
Paul K. Piff and Jake P. Moskowitz. Wealth, Poverty, and Happiness: Social Class Is Differentially Associated With Positive Emotions. Emotion, December 2017

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

京都府立医科大学特任教授、東京医科歯科大学非常勤講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。英語とフランス語を生かし、海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。現在は医療・美容ジャーナリスト、ヨガインストラクター、書道講師、メノポーズカウンセラーの視点からもアンチエイジング情報を発信中。