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にきびはうつ病リスクを高める

Posted on 2018.2.8

たかがにきび・・・と思わないで、悩んでいる人にとっては深刻な問題。悩んでいる人はまず皮膚科に行ってにきびをしっかり治しましょう!

にきび( 座瘡 )がうつ病の発症リスクを高めていることがカナダのカルガリー大学の研究で明らかになり、2018年2月の「British Journal Of Dermatology」に発表されました。

この研究には、英国の大規模な電子カルテのデータベースである「The Health Improvement Network(THIN)」の1986年~2012年までのデータが含まれており、研究では これらのデータを分析し、 にきび( 座瘡 ) と診断された人は、にきびと診断されていない人に比べて、1年以内にうつ病を発症するリスクが1.63倍も高いことが明らかになりました。

分析結果について研究者らは、深刻なにきびに悩む人にとっては、単なる皮膚疾患というだけでなく、にきびは精神的に重大な障害を引き起こす可能性があり、真剣に受け止めなければならないとし、 にきびの患者さんの気分障害や、不安障害などの精神症状を監視し、必要があればうつ病を疑い、精神科医と連携しながら迅速な治療を開始する必要があることを指摘しています。

I.A. Vallerand, R.T. Lewinson, L.M. Parsons, M.W. Lowerison, A.D. Frolkis, G.G. Kaplan, C. Barnabe, A.G.M. Bulloch, S.B. Patten. Risk of depression among patients with acne in the U.K.: a population-based cohort study. British Journal of Dermatology, 2018

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Profile

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

京都府立医科大学特任教授、東京医科歯科大学非常勤講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。英語とフランス語を生かし、海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。現在は医療・美容ジャーナリスト、ヨガインストラクター、書道講師、メノポーズカウンセラーの視点からもアンチエイジング情報を発信中。