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オリーブオイルはアルツハイマー病予防に役立つ可能性あり

Posted on 2017.7.3

オリーブオイルはアルツハイマー病予防に役立つ可能性あり
ori-bu
エクストラバージンオリーブオイルが、認知症を予防する働きを持つ可能性があることが、米国テンプル大学ルイスカッツ医科大学の研究で明らかになり、2017年6月の『Annals of Clinical and Translational Neurology』で発表されました。

この研究は、アルツハイマー病を発症するマウスを用いた研究にとって明らかになったもので、このモデルマウスは、アルツハイマー病の原因となる「アミロイド斑」「タウタンパク質」「神経原線維変化」を引き起こしますが、食事の中にエキストラバージンオリーブオイルを豊富に含んだ食餌を6ヶ月間与えられたアルツハイマー病モデルマウスの脳細胞には、通常食を6ヶ月間与えられたモデルマウスに比べて、「アミロイド斑」「タウタンパク質」「神経原線維変化」の量が少ないことが明らかになりました。

この結果について研究者らは、オリーブオイルが脳の炎症を抑制することで、脳細胞のオートファジーの機能を活性化し、細胞内で発生した老廃物を分解するために、「アミロイド斑」「タウタンパク質」「神経原線維変化」などが除去されやすくなるのではないかと推察しています。これまで多くの研究で「地中海食」の健康効果が指摘されていますが、オリーブオイルを豊富に含むという地中海食の特徴が、さまざまな健康効果をもたらしている可能性があるということです。


Elisabetta Lauretti, Luigi Iuliano, Domenico Pratic�. Extra-virgin olive oil ameliorates cognition and neuropathology of the 3xTg mice: role of autophagy. Annals of Clinical and Translational Neurology, 2017

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

京都府立医科大学特任教授、東京医科歯科大学非常勤講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。英語とフランス語を生かし、海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。現在は医療・美容ジャーナリスト、ヨガインストラクター、書道講師、メノポーズカウンセラーの視点からもアンチエイジング情報を発信中。