コラム

肥満

シナモンは脂肪の燃焼を促進する

Posted on 2017.11.23

シナモンが脂肪細胞の燃焼を促進し、肥満を予防する働きを持つことが明らかになり、2017年11月の「Metabolism」で発表されました。

この研究は、米国ミシガン大学のライフサイエンス研究所によるもので、シナモンの香りの成分である「シンナムアルデヒド」という物質が、ヒトの脂肪細胞に働いて、脂質代謝を高めて脂肪の燃焼を促進することや、脂質代謝を高める酵素の発現を増加させたり、エネルギー代謝に関係する 脱共役タンパク質1 Ucp1や、線維芽細胞成長因子 Fgf21などが増加して、脂肪をエネルギーに分解する働きを高めていることが明らかになりました。

シナモンは桂皮という名前で漢方薬としても、何千年もの昔から健康に役立つものとして活用され、殺菌作用や甘い香りなどで親しまれてきましたが、肥満の治療にも役立つ可能性があることがそのメカニズムとともに今回の研究で明らかになりました。

Juan Jiang, Margo P. Emont, Heejin Jun, Xiaona Qiao, Jiling Liao, Dong-il Kim, Jun Wu. Cinnamaldehyde induces fat cell-autonomous thermogenesis and metabolic reprogramming. Metabolism, 2017

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

京都府立医科大学特任教授、東京医科歯科大学非常勤講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。英語とフランス語を生かし、海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。現在は医療・美容ジャーナリスト、ヨガインストラクター、書道講師、メノポーズカウンセラーの視点からもアンチエイジング情報を発信中。