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セクハラを受けた男性は女性以上に“嘔吐”“下剤”の傾向が高まる!

Posted on 2013.5.16







日本では一般にセクシャルハラスメントの被害者は女性、加害者は男性という事例がほとんどであり、またそうしたステレオタイプな見方が定着しています。しかし女性がより積極的だったり、性的志向の多様性を許容する文化を持つ地域や国では、当然のこととして男性もセクハラの被害者になり得ます。



米国・ミシガン州立大学のNiCole Buchanan博士らがBody Image 2013年4月19日オンライン版に発表した研究で、セクハラを経験した男性は、必ずしも女性よりもタフなわけではなく、嘔吐したり、体重を減らすために下剤や利尿剤を使用したりする傾向は女性よりも高いことが明らかになりました。

 

ボディ・イメージに対する評価と学生同士の評価、特に体型に対する他者からの言葉はセクハラであり不安障害、抑うつ、摂食障害と密接な繋がりがあることが、これまでにも示唆されています。

 

そこで博士らは自己のボディ・イメージ(体重や体型)に対する評価、摂食に関する行動(摂食障害に通じる異常行動も含む)、セクシャルハラスメント経験の関係を明らかにするため、大学生2.446人(男性731人女性1.715人)を対象に調査しました。

 

データを詳しく分析した結果、女性のほうがよりセクハラ経験を持ち、体重や体型を気にしており、セクハラ経験が過食や拒食などの摂食行動に影響を及ぼしていることが分かりました。

 

しかしながらセクハラを受けた男性は、女性以上にセクハラ経験が増加するにつれて、食べては嘔吐したり、下剤や利尿剤を使用して体重を減らそうとする代償性行動が、より増加する相関性が高いことが明らかになりました。

 

この結果について博士らは、伝統的に男性はセクハラに動じないと考えられてきたが体型に対してのセクハラで減量することに関しては女性以上に大きな影響を受けてしまう可能性があることが分かったことは大変興味深く今後さらに研究を進めたいとしています。

 

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Profile

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

医療美容ジャーナリスト
オールアバウトアンチエイジングガイド

東京医科歯科大学特任講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。海外アンチエイジング情報の取材・原稿執筆が得意。老人介護の現場で書道講師としても活躍中。2018年現代書作家協会展臨書部門「大賞」受賞。王義之、空海、橘逸勢などの臨書を中心に作品制作を行う。