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乳酸菌やビフィズス菌が不安やうつを改善する可能性

Posted on 2016.12.29

o0640042713805458063腸内細菌叢(腸内フローラ)の状態を良好にする働きを持つ「プロバイオティクス」の代表的なものには「ビフィズス菌」や「乳酸菌」がありますが、これらの一般的に良く知られて、私たちが日常的に口にするプロバイオティクスには、不安やうつ的な傾向を改善する可能性があることが米国ミズーリ大学の動物を用いた研究でわかり、2016年11月の科学雑誌『Scientific Report』に掲載されました。

この研究は、「 ラクトバチルスプランタルム 」という、キムチやザワークラウト、漬物などに含まれるプロバイオティクスを入れた水槽と入れない水槽にゼブラフィッシュを飼育し、水槽内の水を少なくして過密状態の環境下で、さらに水温や分離ストレスを加えた場合、魚の行動にどのような変化が生じるかを検証したもの。

通常、魚はストレスを受けて元気がないときには水槽の底の部分に生息し、ストレスがない場合は、水槽の上部を回遊する傾向があることがわかっています。この研究では、プロバイオティクスを水に混ぜた水槽では、様々なストレスを与えても、水槽の上部を回遊する魚が多くみられたそうです。

この結果について研究者らは、ヒトの不安やうつ的な傾向を軽減するために、ビフィズス菌や乳酸菌などの一般的なプロバイオティクスが役立つ可能性が高いと延べています。

Lactobacillus plantarum attenuates anxiety-related behavior and protects against stress-induced dysbiosis in adult zebrafish. Scientific Reports, 2016

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Profile

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

医療美容ジャーナリスト
オールアバウトアンチエイジングガイド

東京医科歯科大学特任講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。海外アンチエイジング情報の取材・原稿執筆が得意。老人介護の現場で書道講師としても活躍中。2018年現代書作家協会展臨書部門「大賞」受賞。王義之、空海、橘逸勢などの臨書を中心に作品制作を行う。