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低カロリー甘味料は内臓脂肪を増やす!

Posted on 2017.1.10

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米国の「ボルチモア老化縦断研究」という1958年に米国国立老化研究所がスタートさせた長期縦断的疫学研究として世界的に評価の高い研究データをもとに分析した結果、低カロリーの人工甘味料の長期的な飲用は、高齢者の内臓脂肪の増加に結び付き、体重管理の有効な手段ではない可能性があることがわかり、2016年11月の医学雑誌『PLOS One』に掲載されました。

この研究は、男性741人、女性713人、合計1454人を対象に、1984年から2012年まで、10年以上にわたり、追跡調査した結果によるもの。このうち、669人が低カロリー甘味料を使用していました。

分析結果によると、低カロリーの甘味料を使用していたグループは、使用していないグループに比べて、平均BMIがほぼ1 kg/m2、胴囲は平均して2.6cm大きく、腹部肥満の発生率は53%高いことが判明しました。

この結果について研究者らは、低カロリー甘味料が、内臓脂肪の増加や沈着を促進させてしまうような悪い働きを持っている可能性があることが、この結果から推察され、低カロリー甘味料が、体重管理のツールとして適切ではない可能性があることを指摘しています。

●出典
PLoS One. 2016 Nov 23;11(11):e0167241
Chronic Low-Calorie Sweetener Use and Risk of Abdominal Obesity among Older Adults: A Cohort Study.

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

京都府立医科大学特任教授、東京医科歯科大学非常勤講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。英語とフランス語を生かし、海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。現在は医療・美容ジャーナリスト、ヨガインストラクター、書道講師、メノポーズカウンセラーの視点からもアンチエイジング情報を発信中。