コラム

肥満

劣等感で太る!

Posted on 2014.9.16

phm11_0074-s英国ロンドン大学の研究で、太っていることで、差別されたと強く感じている人ほど、太りやすいことが明らかになり、2014年9月号の『Obesity』に発表されました。

これは、イギリス人の50歳以上の成人2944人を対象に4年間に渡り行った研究で、被験者が日ごろ、体重差別、肥満だということで嫌な思いをしているかどうかをチェックする5つの質問に回答してもらいました。質問は、以下の5つです。

①あなたはほかの人よりも尊敬的な態度や、礼儀正しい態度で接してもらえていないと思う。②あなたはレストランで他の人よりも冷遇されているような気がする。
③まわりの人があなたに「あまり利口じゃない」というような態度で接している。
④あなたは脅されたり、嫌がらせを受けている。
⑤あなたは医師や病院スタッフから冷たい扱いをされたり、良いサービスを受けさせてもらえていないと思う。

その結果、最も肥満差別を受けていると感じている人は、感じていない人に比べて、1.66キロも体重が増えていたそうです。

こ の結果を受けて研究者らは、食事指導だけでなく、肥満者が抱いている劣等感や、恥の意識、社会に対する恨みなどを抱くことが、実は体重が減らず、効果的な ダイエットにはマイナスであることを、きちんと教えてそのような感情を抱かないようにアドバイスする必要があると述べています。

"'Fat shaming' doesn't encourage weight loss." Obesity, 11 September,2014

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Profile

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

医療美容ジャーナリスト
オールアバウトアンチエイジングガイド

東京医科歯科大学特任講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。海外アンチエイジング情報の取材・原稿執筆が得意。老人介護の現場で書道講師としても活躍中。2018年現代書作家協会展臨書部門「大賞」受賞。王義之、空海、橘逸勢などの臨書を中心に作品制作を行う。