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化学物質が早期閉経に関係している可能性あり

Posted on 2015.12.26

phm12_0234-s化学物質に触れることが多い女性は、そうでない女性よりも閉経年齢が早いことが明らかになり、2015年1月の『PLOS ONE』で発表されました。

こ れは、コロラド大学の研究で、1999年~2008年に実施された「National Health and Nutrition Examination Survey」という調査に参加した31575人のアメリカ人女性のデータを分析したもので、化粧品、プラスチック、家庭用洗剤、パーソナルケア用品に含 まれている15種類の化学物質に触れる機会が多い女性は、少ない女性に比べて、1.9年~3.8年ほど、閉経年齢が早いことが明らかになりました。

具体的には、「フタル酸エステル類」、「ポリ塩化ビフェニル」、「界面活性剤」および「有機リン系農薬」などに触れることが多い女性は、閉経年齢が早まっていたことが明らかになりました。

どれも化粧品や洗剤に普通に含まれていることが多い物質なので、使用する際には注意が必要ですね。

研究者は、今後は化学物質のうちでも、人体のホルモンバランスに影響することが知られている「内分泌かく乱物質」が、卵巣機能にどんな影響を及ぼすのかについて調べ、なぜ化学物質が閉経年齢を早めてしまうのかについて解明して行くそうです。

子宮や卵巣、乳房などで起こる女性特有の病気と化学物質の関係は、限りなくグレイなので、自分自身で身を守るために、内分泌かく乱物質が含まれていない製品を使うという選択をした方が良さそうですね。


Natalia M. Grindler, Jenifer E. Allsworth, George A. Macones, Kurunthachalam Kannan, Kimberly A. Roehl, Amber R. Cooper.  “Persistent Organic Pollutants and Early Menopause in U.S. Women.”  PLOS ONE, 28 Jan 2015.

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

医療美容ジャーナリスト
オールアバウトアンチエイジングガイド

東京医科歯科大学特任講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。海外アンチエイジング情報の取材・原稿執筆が得意。老人介護の現場で書道講師としても活躍中。2018年現代書作家協会展臨書部門「大賞」受賞。王義之、空海、橘逸勢などの臨書を中心に作品制作を行う。