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夫婦仲が悪いほうが男性が糖尿病になりにくい

Posted on 2016.5.26

AdobeStock_33725963small米国ミシガン州立大学の研究によると、男性は夫婦仲が悪いほうが糖尿病の発症が遅く、糖尿病を発症した後の治療の成績が良いことが明らかになり、2016年5月の『The Journals of Gerontology 』に掲載されました。

しかし、女性の場合はまったく逆で、夫婦仲が良いほうが糖尿病を発症するリスクが低いそうです。

これは、57歳~85歳の1228人の既婚男女を5年間追跡調査した結果によるもので、このうち389人が調査期間中に糖尿病を発症していました。

こ の結果について研究者は、男性の夫婦仲が悪いという評価軸には、「妻が口うるさく、がみがみ言う」という部分が大きく影響しており、夫婦仲が悪いカップル の妻は、夫が糖尿病にならないように、または発症後に糖尿病が改善するように、口うるさく夫の食事のことや生活習慣のことを指摘することで、糖尿病の予防 や治療効果の向上に良い影響を与えているのではないかということです。

妻のケースについての分析コメントはありませんでしたが、推測する に女性側の夫婦仲が良いという評価軸には「夫婦の会話が多い」「相手が自分に関心を持っている」という要素が大きいと思われるため、夫婦仲が良いほうが糖 尿病リスクが低く、夫婦仲が悪いと評価する妻は、「どうせ夫は自分に関心がないから、どうなってもいい!」と思い込んでしまうことで、糖尿病リスクが高ま るのではないかと考えました。


Diabetes Risk and Disease Management in Later Life: A National Longitudinal Study of the Role of Marital Quality. The Journals of Gerontology Series B: Psychological Sciences and Social Sciences, 2016

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Profile

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

医療美容ジャーナリスト
オールアバウトアンチエイジングガイド

東京医科歯科大学特任講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。海外アンチエイジング情報の取材・原稿執筆が得意。老人介護の現場で書道講師としても活躍中。2018年現代書作家協会展臨書部門「大賞」受賞。王義之、空海、橘逸勢などの臨書を中心に作品制作を行う。