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幸福感、トンネル、明るい光が臨死体験に多い

Posted on 2017.8.12

GN022_L臨死体験の話を聞いたことがありますか? そもそも臨死体験というもの自体が本当に起こるものなのでしょうか?

ベルギーのリエージュ大学などの研究によって、臨死体験には、体外離脱、幸福感、明るい光、トンネルなど、共通点があることがわかり、2017年7月の『Frontiers in Neuro Science』に掲載されました。

研究は、154人の臨死体験をした人(事前にインターネットなどで募集をかけた)のアンケート結果を分析したもので、臨死体験中に全体の80%が「幸福感」、69%が「明るい光」、64%が「魂や人との接触(遭遇)」を体験していました。さらに35%が「体外離脱」を臨死体験の最初の時点で体験し、36%が臨死体験の最後のほうで「自分の体に戻る」経験をしていました。さらに22%(6人)に共通していた臨死体験の一連の流れは、「最初に体外離脱が起こり、その後トンネルの中に入って、暗闇の中から明るい光が見え、『自分は幸せだ』という感情がわき起こり、最後に自分自身の体に戻る」というものでした。

研究者は、臨死体験の内容は体験した人の文化的背景や死に至るまでの神経生理学的なメカニズムなどにも影響を受けるため、共通性を発見するのは難しいと思われたが、 異なる現象がどのように関連しているかを探ることで、死に至る経験を全体としてより厳密な定義と、より高度な科学的解釈を導くことができるかもしれないと述べています。

Charlotte Martial, Héléna Cassol, Georgios Antonopoulos, Thomas Charlier, Julien Heros, Anne-Françoise Donneau, Vanessa Charland-Verville, Steven Laureys. Temporality of Features in Near-Death Experience Narratives. Frontiers in Human Neuroscience, 2017

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

京都府立医科大学特任教授、東京医科歯科大学非常勤講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。英語とフランス語を生かし、海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。現在は医療・美容ジャーナリスト、ヨガインストラクター、書道講師、メノポーズカウンセラーの視点からもアンチエイジング情報を発信中。