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悪性脳腫瘍、神経膠腫(グリオーマ)の新しい治療法に関する研究報告

Posted on 2016.2.28

admin-ajax.php 神経膠腫(グリオーマ)は脳腫瘍(脳に発生した腫瘍)のうちでも悪性脳腫瘍に分類され、腫瘍が大きくなるとともに、その周りに脳浮腫と呼ばれる脳のむくみ が生じて、正常な神経や細胞が圧迫されるために、頭痛、吐き気、意識障害などを伴うことがあります。治療は、神経膠腫を摘出する手術、放射線治療、抗がん剤治 療などですが、治療後の後遺症などのリスクもあり、治療が難しい疾患でもあります。最近では、新たな治療法の研究が進み、ポリオウイルスを腫瘍部分に注入 することで、免疫細胞を誘導して、悪性腫瘍を攻撃する治療法なども開発されていますが、まだ一般的な治療法にまでは開発されていません。

ご 紹介するのは、米国ノースカロライナ大学が、皮膚細胞からがんを攻撃する幹細胞を作り出して、それを神経膠腫の患部に注入することで、その幹細胞ががん細 胞を攻撃するという新しい治療法を開発し、動物実験レベルで、マウスの生存期間の延長が認められ、さらにヒトの細胞を用いた実験でも、効果が認められたこ とが明らかになり、2016年2月の『Nature Communications』に発表されたというニュースです。

この研究は、治療が難しいとされている神経膠腫の新しい治療法として、世界的に注目されています。

Therapeutically engineered induced neural stem cells are tumour-homing and inhibit progression of glioblastoma. Nature Communications, 2016 http://www.nature.com/ncomms/2016/160202/ncomms10593/full/ncomms10593.html

 

UNC Eshelman School of Pharmacy

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

医療美容ジャーナリスト
オールアバウトアンチエイジングガイド

東京医科歯科大学特任講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。海外アンチエイジング情報の取材・原稿執筆が得意。老人介護の現場で書道講師としても活躍中。2018年現代書作家協会展臨書部門「大賞」受賞。王義之、空海、橘逸勢などの臨書を中心に作品制作を行う。