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子育て・教育

親が何でも決めないで~意思決定能力を高める教育は対人関係やメンタル面でのトラブルを回避

Posted on 2014.11.20

オレゴン州立大学の研究によると、10~11歳のときに意思決定能力が低い子どもは、問題行動や対人関係に問題を抱えてしまうリスクが高いことが わかり、2014年10月の『journal of Behavioral Decision Making』で報告されました。

これはアメリカ人の10~11歳の子どもたち約100人の意思決定能力を確認する質問や問題を解いてもらい、その1年後に同じ子どもたち76人とその親が参加して、日常の問題行動や学校生活、メンタル面での問題などの有無について調べました。

その結果、意思決定能力が高く、自分の意志決定に自信を持っている子どもは問題行動メンタル面での問題を抱えていませんでしたが、意思決定能力が低い子どもには、対人関係やメンタル面で問題を抱えているケースが多かったということです。

研究者らは、意思決定能力は、教育によって身に付けられるもので、子どもが小さいときに意思決定能力の低さを判別できれば、それを補う教育を親が教師が行うことで、将来的に対人関係やメンタル面でのトラブルを回避できると述べています。

私が子育てをしているときに、とても大切にしていたことは、
「親が勝手に何でも決めずに、子どもに決めさせること」でした。

「今日のお洋服はどれにする?」
「絵本は何を読む?」
「公園に行く?行かない?」
「ご飯食べる?パン食べる?」

些細なことでも、子どもに聞いて選ばせるようにしていました。
お陰で成長してからの重要な人生の選択に対しても、親に頼らず、
自分で考え、選んでくれる人間に成長してくれました。

親はちょっと辛抱しなければなりませんが、
人生は成長すればするほど、意思決定の局面が増えて行きます。
そこで自分で良い方向を選べない人間になってしまったら、
それはそれは辛い人生になってしまいますよね。

「自分で選んだのだからがんばろう!」という自信や確信は、
後悔したり、反省したりせずに、自分の人生を歩むための大きなエネルギーです。

言葉もまだわからないうちから、子どもに選ばせると、
子どもの好みや個性がよく理解できてとても楽しいですよ。

親子の理解を深めるためにもぜひ「子供に選ばせる」チャンスを増やしてください。

Preadolescent Decision-Making Competence Predicts Interpersonal Strengths and Difficulties: A 2-Year Prospective Study. Journal of Behavioral Decision Making, 2014

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Profile

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健美塾リーダー
宇山 恵子(うやま けいこ)

医療美容ジャーナリスト
オールアバウトアンチエイジングガイド

東京医科歯科大学特任講師。大学卒業後、新聞社、広告会社で医療・美容・ダイエットなどの取材を担当。海外アンチエイジング情報の取材・原稿執筆が得意。老人介護の現場で書道講師としても活躍中。2018年現代書作家協会展臨書部門「大賞」受賞。王義之、空海、橘逸勢などの臨書を中心に作品制作を行う。