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冬の乾燥から肌を守るセラミドは

美容

Posted on 2009.1.24

夏は汗や皮脂の分泌が多く、それが肌のバリアとなって乾燥や外部の刺激から肌を守ってくれます。しかし冬になると空気も乾燥して気温も低いため、肌からどんどん水分が蒸発してバリア機能も低くなり、うるおいも失われてシワやたるみの原因になります。

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肌を乾燥から守るセラミドは30歳ごろから減り始める

肌の老化のサインであるシワやたるみなどを防いでくれるのが皮膚の角質内にある「セラミド」(細胞間脂質)。しかしセラミドは30歳くらいから少しずつ分泌量が減り始めてしまいます。

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セラミドが十分にあれば肌の表面にバリアができて外部刺激を受けても肌を守ってくれる

セラミドは角質層の一番外側にある細胞と細胞の間のすき間を埋めて、皮膚の内部から水分が蒸発しないように、また外部の刺激から肌を保護するように働いてくれます。いくらヒアルロン酸やコラーゲンをたっぷり補給してもセラミドで蓋をしなければ大切な成分が失われてしまいます。
美肌づくりに欠かせない大切なセラミドも無尽蔵に生成されるわけではないので、過度の洗顔やスキンケアを繰り返して必要なセラミドまで洗い流さないように注意することが大切です。

セラミドの役割

  • 肌の角質内の水分やヒアルロン酸を保持する機能 (肌のうるおいを保つ)
  • 皮膚を外部刺激 (紫外線・化学物質・ウイルス・細菌・真菌など)から守るバリア機能 (肌の健康を保つ)
  • 肌に必要な脂質(コラーゲン)などの栄養成分を蓄える機能 (肌の若々しさを保つ)
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  • 何層にも積み重なっている角質をセメントのように接合する機能  (肌のハリを保つ)