コラムColumn

桜でアンチエイジング

美容

Posted on 2009.3.23

 

桜の色香でウットリ気分

 
桜の開花が待ち遠しい季節になりました。
2009年東京周辺の桜(ソメイヨシノ)の開花予想は、平年より3日早い3月25日で、全国的に暖冬の影響で3~7日ほど開花が早まると予想されています。
桜は咲き始めから、ひらひらと花びらが散り行く姿まで、魅力に溢れています。
私たちを虜にする桜は、見た目も香りも「アンチエイジングのお手本」のような花。桜のパワーを味方につけて、冬太りや冷え、肌老化などを改善して、春をスタートしたいものです。

桜は花の香りはごくわずかですが、「大島桜」などは「匂桜」と呼ばれ、花びらを集めて匂いをかぐと、桜餅のような香り(「クマリン」という成分)と、アーモンドのような香り(「ベンズアルデヒド」)、そしてバラ科の花に共通の甘くてやさしい香りがします。
こんな魅力がたっぷりの桜の色香に誘われて、童心に帰ったり、夢見心地を楽しむために、私たちは桜の下でお花見に興じるのでしょう。

若返りパワーいっぱいの桜

 
桜の中でも香りが強い「大島桜」の葉は、摘み取って塩漬けにして、桜餅として楽しみます。この桜餅の甘い香りこそが桜の香り。
バラ科の花のひとつとして、気分を高揚させ、不安や落ち込みを緩和して、明るく幸せな気持ちにさせてくれる効果もあります。気分も明るくなれば、表情や声のトーンも若々しく輝くはず。
そんな若返りパワーをたっぷり持った桜を楽しめるシーズンは、ごく短期間ですが、最近では桜のエキス入りのコスメやドリンクが続々と登場しています。

 
シーズンオフでも桜でエイジングケア

 
桜の木の皮からは、桜皮(オウヒ)と呼ばれるエキスが抽出され、咳止めや痰の絡みを抑え、ぜん息、発熱、痛み、二日酔いを改善する作用があるといわれます。
桜のお花見こそが、日本独特のアンチエイジングアロマテラピーだと思います。春の一時期だけにとどまらず、桜の色香を体いっぱいに感じて、冬の疲れや冷え、老化を吹き飛ばして、上手にアンチエイジングに取り組みましょう。