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日焼け止めクリームの酸化チタンは「ルチル型」の方が活性酸素の発生が少ない

美容

Posted on 2013.12.22

イタリアトリノ大学の研究によると、日焼け止め、歯磨き粉、化粧品などに含まれる二酸化チタン(酸化チタン)の一部には、屋外の強い紫外線ではなくても、 室内に差し込む紫外線だけで、酸化して有毒なフリーラジカルを発生させ、肌にダメージを与えてしまうことがわかり、2013年9月のChemical Research in Toxicologyに発表されました。これは、ブタの皮膚に二酸化チタンを塗って、紫外線を当て、活性酸素が 発生するようすを調べたものです。化粧品などに使用される二酸化チタンにはその結晶の形によって、「ルチル型」と「アナターゼ型」がありますが、この研究 結果によると、「アナターゼ型」は、「ルチル型」よりも、より多くの活性酸素を発生し、肌老化を早めたり、肌ダメージを与えやすいことが明らかになりまし た。
Francesco Turci, Elena Peira, Ingrid Corazzari, Ivana Fenoglio, M. Trotta, Bice Fubini. Crystalline phase modulates the potency of nanometric TiO2to adhere and perturb the stratum corneum of porcine skin under indoor light.. Chemical Research in Toxicology, 2013; : 130912183629009 DOI: 10.1021/tx400285j