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食べるビタミンC、フルーツ・野菜が美肌の近道!
美容老化食
Posted on 2026.1.2
スキンケア成分として知られるビタミンCは、外から塗るだけでなく、食事から摂取することで肌そのものを物理的に変える可能性が示されました。
ニュージーランドのオタゴ大学の研究チームは、ビタミンC摂取量と皮膚のコラーゲン生成、再生能力の関係を調べ、食事由来のビタミンCが血流を通じて皮膚の全層に届くことを明らかにしました。研究成果は学術誌『Journal of Investigative Dermatology』に掲載されています。
ニュージーランドとドイツで行われた研究では、健康な成人24人が8週間にわたり、ビタミンCを豊富に含むサンゴールドキウイフルーツを毎日2個摂取しました。その結果、血中ビタミンC濃度の上昇に伴い、皮膚内のビタミンC濃度も明確に増加し、皮膚の厚みが測定可能なレベルで増していました。これはコラーゲン生成の促進と表皮細胞の再生が進んだことを示しています。
研究者は、血漿中と皮膚中のビタミンC濃度の相関が、他の臓器よりも皮膚で特に強い点を「衝撃的」と表現しています。ビタミンCは外用では浸透しにくい一方、血液からは効率よく皮膚に取り込まれるため、肌の健康は「内側から支えられる」ことが科学的に裏づけられました。体内に蓄積できない栄養素であるため、毎日安定して摂取することが、ハリと再生力のある肌を保つ鍵となりそうです。
【出典】
Juliet M. Pullar、Stephanie M. Bozonet、Dörte Segger、Astrid von Seebach、Emma Vlasiuk、Helen R. Morrin、John F. Pearson、Jeremy Simcock、Margreet CM Vissers. 「キウイフルーツ:高ビタミンC食品の摂取によるヒト皮膚ビタミンCレベルと皮膚機能の改善」 Journal of Investigative Dermatology、2025年; DOI: 10.1016/j.jid.2025.10.587
