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毎日ブドウを食べると肌が紫外線に強くなる

美容老化食

Posted on 2026.5.20

毎日ブドウを食べると肌が紫外線に強くなる?

――遺伝子レベルで明らかになった“食べる日焼け対策”

 

紫外線から肌を守る方法といえば、日焼け止めや帽子を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし最新の研究によると、毎日の食事にブドウを取り入れることが、肌の防御力を内側から高める可能性があることが分かりました。

ウェスタン・ニューイングランド大学の研究チームは、参加者に2週間、毎日ブドウ3食分に相当する量を摂取してもらい、その前後で皮膚の遺伝子発現を詳しく調べました。その結果、すべての参加者で皮膚の遺伝子活動に変化が見られ、紫外線によるダメージから肌を守る働きが強まっていることが示されました。

特に注目されたのは、角質層の形成に関わる遺伝子の活性化です。角質層は、肌の最も外側で外部刺激から体を守る重要なバリアです。また、紫外線照射後の酸化ストレスの指標であるマロンジアルデヒドの値も低下しており、ブドウによって細胞のダメージが軽減された可能性が示されました。

これまでの研究でも、約30〜50%の人でブドウ摂取後に紫外線への耐性が高まることが報告されていましたが、今回の研究では、遺伝子レベルでほぼすべての人に何らかの良い変化が起きていることが明らかになりました。

ブドウに含まれるポリフェノールや抗酸化成分は、肌だけでなく全身の健康にも役立つと考えられています。紫外線が強くなる季節、日焼け対策に加えて、毎日の食卓にブドウを取り入れてみるのも良いかもしれません。

【出典】

Asim Dave, Sumi Piya, Dana-Lynn T. Koomoa, Ingo Lange, Jaewoo Choi, Richard B. van Breemen, John M. Pezzuto. Inter- and Intraindividual Variation of Gene Expression in Human Skin Following Grape Consumption and/or Exposure to Ultraviolet Irradiation. ACS Nutrition Science, 2026; DOI: 10.1021/acsnutrsci.6c00003