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【食】フィッシュ・オイルが加齢黄斑変性を予防する可能性!

Posted on 2011.3.18

fishoil米国・ハーバード大学のWilliam Christen博士らがArchives of Ophthalmology 2011年3月14日オンライン版に発表した研究で、フィッシュ・オイルに豊富に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)と DHA(ドコサヘキサエン酸)をたくさん摂取している女性は、あまり摂取していない女性と比較して加齢黄斑変性になるリスクが38%も低いことがわかりました。
博士らは加齢黄斑変性を発症していない38022人の女性(平均年齢54.6歳)を対象に、その後10年間継続調査しました。10年間で235人が加齢黄斑変性と診断されましたが、DHA摂取量が多い上位3分の1のグループは、摂取量下位3分の1のグループと比較して、加齢黄斑変性リスクが38%低く、EPA摂取量が多い上位3分の1のグループは、摂取量下位3分の1のグループと比較して加齢黄斑変性リスクが34%低いことが明らかになりました。
食習慣に置き換えて換算した場合、平均して少なくとも1週間に1回以上魚を食べる女性は、魚を1ヶ月に1回未満しか食べない女性に比べて、加齢黄斑変性リスクが42%も低くなるということだそうです。
博士はオメガ3不飽和脂肪酸であるEPAとDHA に、心血管イベントや心臓病を予防する際に働く機能と同様の機能が加齢黄斑変性症を発症する際の炎症や免疫機能を緩和するために作用しているから、このように発症リスクを低下させているのではないかとしています。