コラムColumn

砂糖は人工甘味料よりもアルコールを早く分解する

Posted on 2013.2.9

 
 
一般に我々が呼気中アルコール濃度を測定される機会は飲酒検問のアルコール呼気検査です。
 

この呼気中アルコール濃度は、飲酒時の食物摂取など、さまざまな要因で低下速度が異なることが知られていますが、米国・ノーザン・ケンタッキー大学のCecile A. Marczinski博士らがAlcoholism:Clinical & Experimental Research 2013年4月号に発表する研究で、飲酒後に人口甘味料入りのダイエット飲料を使用したアルコール入りのカクテルを飲むと、砂糖入りの清涼飲料水で作ったカクテルを飲んだときよりも呼気中アルコール濃度が高まることが明らかになりました。

 
博士らは飲酒習慣のある男女各8名合計16名を被験者として、ウォッカベースに人工甘味料使用のダイエット飲料と、砂糖使用の清涼飲料の2種類を使用し、作ったカクテルを被験者に飲んでもらい(被験者はカクテルの違いを知らされていない)、その後の呼気中アルコール濃度の変化を調べました。
 
同時に被験者は飲酒後に酔い状態、疲労感、精神運動機能状態を自己評価させられ、さらに運動反応も客観的に測定されました。
 
その結果ダイエット飲料カクテルを飲んだときのほうが呼気中アルコール濃度が高いことが明らかになりました。
 
また主観的には被験者は、この変化に一切気づいていないことも分かりました。
 
この結果について博士らは、砂糖がアルコールの分解に作用していることが、こうした結果の背景にあるとし、若い女性はダイエット飲料のカクテルを好む傾向があるので、注意してほしいとしています。
 

Alcoholism:Clinical & Experimental Research 2013年4月号