コラムColumn

テレビ視聴と肥満の関係

Posted on 2013.5.6

phm20_0239-sアメリカスタンフォード大学ジェニファー・オッテン博士らが『Archives of Internal Medicine』に発表した研究によると、テレビを観る時間を減らすことで、消費エネルギーが増えて肥満の改善につながるかもしれないとのことです。
肥満解消には、食事制限や運動療法などが主流に考えられていますが、座ってばかりいる生活を改善することも大切だということです。
アメリカの大人のテレビ視聴時間は1日5時間だそうです。
(アメリカ人って、すごくよくテレビを観ているのですね~~)
オッテン博士らは36人の平均年齢42歳で70%が女性、BMI25~50の被験者を3週間観察しテレビ視聴時間、睡眠、エネルギー消費量などを測定しました。
その後、この観察グループを2つに分けて、テレビ視聴時間を半分にするグループと、現状のままのグループに分けて観察。
その結果、テレビ視聴時間を半分にしたグループは一日の摂取カロリー量が125キロカロリー減少(テレビ視聴を制限しないグループは38キロカロリーの減少)がみられました。
さらに体重やBMIなどもわずかばかり減少していることも判明。
被験者の数や観察期間に制限があり、今後さらに人数を増やして長期的に観察する必要があるものの、テレビ視聴と肥満は大いに関係があるような結果となりました。