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ジャンクフードは脳機能を低下させる

Posted on 2014.1.10

オーストラリアのサウスウエールズ大学の研究によると、脂肪や砂糖がたっぷり含まれるジャンクフォードを食べた後は、記憶障害や脳の機能低下が見られるこ とが、動物実験によって明らかになり、2013年12月3日号の『Brain, Behavior,and Immunity』に掲載されました。研究は、実験用ラットに脂肪と糖の多い食事を与え続けたところ、1週間後には認知機能の低下、特に空間の記憶に関連する脳の海馬部分に炎症が起きていることがわかりました。研fsp045-s究者らは、食事が脳の機能に及ぼす影響に着目し、今後も研究を続け、特に食事による酸化ストレスと神経炎症との関係について究明していくと述べています。
Jessica E. Beilharz, Jayanthi Maniam, Margaret J. Morris.  “Short exposure to a diet rich in both fat and sugar or sugar alone impairs place, but not object recognition memory in rats.”  Brain, Behavior, and Immunity, 3 December 2013.