ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究者が、634組の夫婦を9年間追跡調査した結果、夫婦のどちらかだけが酒癖が悪いと離婚率が高いことがわかりました。その反面、夫婦2人とも酒癖が悪い場合と、夫婦2人とも酒を飲まない場合では、離婚率に差がないそうです。調査によると、夫婦どちらかが酒癖が悪いカップルの離婚率は50％で、夫婦2人とも酒癖が悪いカップルと、2人ともお酒を飲まないカップルの離婚率は、どちらも30％でした。さらに、夫だけ酒癖が悪いカップルよりも、妻だけ酒癖が悪いカップルの方が、はるかに離婚率が高かったそうです。研究者らは、自分たちの研究を、離婚カウンセリングや、夫婦仲が悪いカップルの問題解決、精神科でのカウンセリングなどに役立ててほしいと述べています。
University at Buffalo (2013, November 21). Heavy drinking bad for marriage if only one spouse drinks.