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乳幼児の知能アップのために本当に効果のあるものが判明!

教育、子育て

Posted on 0201.1.30

 

子を持つ親であれば我が子が持っている潜在的な能力を開花させ、幸せな人生を 送って欲しいと願うものです。孟母三遷に見るように、はるか昔から良い子に育つためには胎児期、乳幼児期からの環境と教育が大事だとして、子供の発育や知 能の発達に効果があると考えられる非常に多くの方法が実践されてきました。

 

しかしながら世に出回る子育て情報は、迷信のようなものから、科学的な研究に基づくものまで、玉石混交で流布されているので、親の立場からすれば、どのようにすれば本当に効果があるのかが知りたいところです。

 

 

 

発達心理学や脳科学などの研究においても、どのようなものに効果があるのか、多くの実験や調査が行われてきましたが、ニューヨーク大学のClancy Blair博士らがPerspectives on Psychological Science 2013年1月号に発表した研究で、乳幼児の知能を向上させるために本当に有効な方法が明らかになりました。  

 

教授らはこれまでに発表された出生から3歳までの期間に知能を向上させるために行われた介入実験などに関連する多くの研究をメタ分析し検証しました。

 

   

その結果、何もしていない場合と比較して、明らかに効果があるものは、

 

 

①妊婦と乳幼児が、青魚に多く含まれているEPAなどの長鎖多価不飽和脂肪酸を摂取すること(これは幼児の知能指数を3.5上昇させていることが分かりました)、

②幼児を質の良い教育プログラムに参加させること(経済的に恵まれない家庭の幼児を早期の介入的教育的プログラムに参加させた結果、知能指数が4.0以上増加)、

③親子で会話しならの読み聞かせ(幼児の知能指数6.0以上向上させる効果)、

④保育園や幼稚園に通わせること(知能指数が4.0以上向上、さらに言語能力の発達を促進させるプログラムがある場合は知能指数が7.0以上も向上)、の4つでした。

 

博士らは特にEPAなどの長鎖多価不飽和脂肪酸の効果に関してはどのようなプロセスで知能を向上させているか、さらに詳しく研究をすすめたいとしています。

 

 
Perspectives on Psychological Science 20131月号