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【メディカル】乳児期にカビの多い家で育つと約3倍もぜん息になりやすい!

教育、子育て

Posted on 2011.8.10

kabi米国・オハイオ州シンシナチ大学Tiina Reponen教授らがAnnals of Allergy, Asthma & Immunology 2011年8月号に発表した研究で、満1歳までの乳児期にカビの多い家に住んでいると、正確にぜん息であることを診断できるとされている7歳時点で、そうではない家で育った子供の2.6倍もぜん息になるリスクが高いことがわかりました。
博士らは子供のぜん息は、両親のアレルギーやぜん息による遺伝的な要因に加えてカビ、特に乳児期のカビに曝された量が、決定的に重要な要因ではないかと考え、調査を実施しました。
調査ではアレルギーと大気汚染の研究のために、シンシナチ市在住の乳児たち約700人が、登録されたデータから、家族歴からアレルギーのハイリスクグループであると見なされた136人の乳児を、1歳時点と7歳時点で調査し、1歳時点において家庭でカビに曝されていた状況と、7歳時点でのぜん息発症状況が分析されました。
調査ではDNAベースで36種類のカビを屋内で測定するenvironmental relative moldiness index (ERMI指数・環境相対発黴指数)が使用され、各被験者乳児のカビに対する暴露状況が測定されました。
7歳時点で18%に当たる31人がぜん息であると診断されましたが、1歳時点での家のカビが多かったERMI指数5.2以上の乳児は、ERMI指数5.2以下の家で育った乳児より2.6倍もぜん息リスクが高いことが明らかになりました。
この研究結果から教授は、家族歴にアレルギーやぜん息のある夫婦は、子供を生み育てる前に家の湿気対策と、カビ対策をしっかりとすることが非常に重要であるととしています。