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【メディカル】脱毛症治療に光明が!

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Posted on 2011.9.18

datu米国・イェール大学のValerie Horsley博士らが、Cell 2011年9月2日号に発表した研究で、哺乳類の皮膚の脂肪層に存在する幹細胞が、発毛を促進するために不可欠な分子的シグナルを出していることがわかりました。
博 士によると男性型脱毛症は、毛根の毛包部分の幹細胞が未だ存在しているにもかかわらず、この幹細胞が毛髪再生を活性化する能力を失っている状態で、毛髪を 成長させるためには、幹細胞に対して皮膚組織から何らかのシグナルが送られる必要があることはすでに知られていましたが、どこからこのシグナルが発せられ ているのかは、これまで知られていなかったということです。
博士らはマウスを使った実験で、脂肪前駆細胞に含まれる幹細胞が毛髪の再生には必要であり、これらの細胞がPDGF(血小板由来成長因子)と呼ばれる物質を産生することが、発毛のためには必要不可欠であることを発見しました。
博 士らは現在、脂肪前駆細胞から産生される発毛を制御する可能性のある他のシグナル物質を特定する研究を継続しています。そして人間でも同様のことが生じて いるのかどうか、更に研究をすすめることで、将来的には毛包の休止中の幹細胞に、シグナルを送る脂肪細胞を取り出して毛髪を再生することも可能になるので はないかとしています。