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肉多めのエサと飼い主との遊びで猫の狩りが減る

その他心理

Posted on 2021.3.30

日本では少ないと思いますが、昔は猫が外に遊びに行って、ネズミや鳥、セミなどの昆虫を捕まえて、くわえて家に持ってくることがよくありました。このような猫の狩猟欲求を減らすためには、肉の多い食事に変えて、狩りのシミュレーションのような遊びを飼い主と一緒に毎日10分程度行うことだという研究結果が、英国エクセター大学から発表され、2021年2月の『Current Biology』に掲載されました。

この研究はイングランド南西部の219世帯で買われている355匹の猫を対象に行われたもの。その結果、飼い主と一緒に鳥の羽根やネズミのおもちゃ、ひもなどを使って、狩りのシミュレーションのような遊びを1日5~10分ほど、猫と一緒に楽しむこと、そして肉の多い食事にすることで、、野生動物の狩りを36%減少させることができたということです。

ソファーをかじる、靴やバッグなどの皮製品を壊す、トイレットペーパーを食いちぎる…などのいたずらもこの方法で減ると良いですね。

【出典】Martina Cecchetti, Sarah L. Crowley, Cecily E.D. Goodwin, Robbie A. McDonald. Provision of High Meat Content Food and Object Play Reduce Predation of Wild Animals by Domestic Cats Felis catus. Current Biology, 2021; DOI: 10.1016/j.cub.2020.12.044