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【食】米国人が肥満する1番の原因はポテトチップ!

肥満食

Posted on 2011.7.1

P1050218米国・ハーバード大学医学部のDariush Mozaffarian博士らがNew England Journal of Medicine 2011年6月23日号に発表した研究で、米国人の摂食行動における肥満要因の1番目に挙げられる食品は、ポテトチップスであることが 明らかになりました。
博士らは1986年から2006年までの期間で調査開始当初に肥満ではなく、慢性疾患に罹患していない健康な合計 120877人の成人を継続的に調査し、そのデータを分析しました。分析に際してデータは4年単位の変化(食生活を含む生活習慣の変化、体重の増減)でま とめられ、さらに調査開始当初の年齢、各期のBMI値、生活習慣などを補正した上、食べられている食品の種類ごとの体重の増減への影響が算出されました。
解 析の結果、米国人の肥満体ではない健康な成人男女は、4年あたり平均で3.35ポンド(1.52kg)ずつ体重が増加しており、この体重増に最も寄与して いる食品が、1.69ポンド(767g・毎日1回食べたとしての増加量、以下すべて毎日1回食べた場合の増減量)分の増加要因となったポテトチップスであ ることがわかりました。
以下体重増の主な要因となった食品は、ジャガイモ(581g増加)、糖分入りの飲料(454g増加)、未加工の肉類(431g増加)、ハムなど加工肉(422g増加)などでした。
一方体重が減少する方向に寄与した食品はヨーグルト(372g減少)、ナッツ類(259g減少)、フルーツ(222g減少)、全粒粉(177g減少)、野菜(100g減少)でした。
食品以外で体重の増減に寄与した主な生活習慣要因のそれぞれの数値はアルコール飲料(1日1杯あたり186g増加)、禁煙(新規禁煙者は2.345kg増加)、TV視聴(1日1時間あたり141g増加)でした。
博 士らはこの研究結果から、体重コントロールのために食生活の改善と運動の必要性を人々に訴えてもなかなか伝わらず、またどうすべきかわからない人も多い が、毎日の食習慣の積み重ねによって、このような結果につながることが理解できれば、たとえばポテトチップスを我慢して、ヨーグルトを食べることを継続し ていくことなどで、肥満を防ぐことが可能になり、より具体的な肥満防止の生活習慣が可能になるとしています。