古くは加山雄三さんの父上の上原謙さん、最近では石田純一さんなど男性では20歳以上年下の女性と結婚することも珍しくありませんが、最近は女性もずっと年下の男性と結婚する例が増えたようです。
女優のエリザベス・テーラーさんが29歳年下の男性と9度目の結婚をするというニュースが4月に報道されていました。日本では超一流男性スポーツ選手（大リーグへ行った野球選手や横綱など）が、かなり年上の女性と結婚した例が思い起こされます。
しかしながら女性が年齢差の大きい男性と結婚することには、健康面で多くの負担があるのではないかということがドイツ・ロストックのMax Planck Institute for Demographic Researchが発表した研究で明らかになりました。
こ れまでの研究で年下女性と結婚した男性は長命になることが報告されていましたが、女性も同様ではないかと考えられており、実際はどうなのかという研究はあ りませんでした。Max Planck InstituteのSven Drefahl博士らが、デンマークの200万組のカップルを分析した研究結果によると、女性は男性と年齢差が拡がるほど寿命が短くなる傾向があり、同年 齢の男性と結婚した場合が一番寿命が長く、次が年上の男性、年下の男性と結婚した女性が、一番寿命が短くなっており、、年齢差が大きくなるほど短命になる 傾向がありました。例えば女性が7歳から9歳年下の男性と結婚した場合、同年齢カップルの女性よりも20％も死亡可能性が高くなっていました。
博士はこの研究結果を分析して、年上女性と結婚する男性は、普通ではないとみなされることが多く、そのことが原因でアウトサイダーとして周囲のサポートが少 なくなり、そうしたことから生じるさまざまなストレスが妻の健康を害して寿命が短くなってしまうのではないかとしています。