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【メディカル】タルク・パウダー(滑石粉)の使用は卵巣がんリスクを高める!

女性病気

Posted on 2011.4.14

pwdベビーパウダー、ボディパウダー、化粧用フェイスパウダーなどに使用されるタルク・パウダー(滑石粉)を使用することが、浸潤性卵巣 がんのリスクを増加させることが、米国.フロリダ州オーランドで2011年4月2日から6日まで開催されたAACR2011(American Association for Cancer Research 102nd annual meeting 2011)において、発表されました。
こ れは米国ボストンにあるBrigham and Women's HospitalのDaniel W. Cramer医学博士等によって発表された研究によるもので、博士らは米国・ニューハンプシャー州とマサチューセッツ州東部に住む2000人を超える卵巣 がん患者と、ほぼ同数のがんではない女性を対象に大規模なケースコントロール研究を実施してタルクパウダー使用と卵巣がんとの関係を分析しました。
研究では卵巣がん患者に対しがんと診断される前一年間のタルクパウダーの使用状況が調べられ、非患者群も面接で使用状況が確認されました。研究データを出産 歴、経口避妊薬の使用履歴、卵管結紮、飲酒、タバコ、BMI値、乳がんや卵巣がんの家族歴などさまざまな影響を及ぼすと考えられる要因の影響を調整して分 析した結果、タルクパウダーを使用している女性は、約30%も浸潤性卵巣がんリスクが高いことがわかりました。
また、閉経後の女性で、かつ頻繁にタルクパウダーを使用していた場合は、リスクがさらに3倍も高くなることが明らかになりました。
博士は研究結果から、タルクパウダー製品を性器の周辺に使用した場合、それが膣を経由して生殖器内部に侵入して炎症を起こしてしまい、結果として卵巣がんに まで繋がってしまうのではないか、そうした推論の根拠として、患者のリンパ節などからタルクパウダーが発見されていることを挙げ、性器周辺での使用はやめ るべきだと注意を促しています。