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ボトックス注射はある種の偏頭痛の症状を緩和するかも?

病気美容

Posted on 2010.3.20

シワを目立たなくしたり、眼瞼けいれんや、顔面けいれんの症状を緩和するのに用いるボトックス注射が、
ある種の偏頭痛の痛みを緩和する効果があるかも知れないことが報告されました。
ボトックスは、ボツリヌス菌という食中毒の原因菌の毒素になるタンパク質を有効成分にした注射を
シワやけいれんが起きる患部にうつことで、症状を緩和する治療法です。
Sボツリヌス菌に感染して食中毒を起こすことはありません。
顔面だけでなく、斜頸という首がある方向に曲がってしまう症状や、肩こりにも効果があるといわれます。
また、痙縮で筋肉が固くなり、それによって起きる痛みの緩和にも用いられます。
このようなボトックスが、偏頭痛の痛みの緩和作用もあるかも知れないということが報告されました。
今回の研究は調査対象が18人と少なかったこともあり、より詳しい研究が必要とされますが、
美容目的以外の痛みの緩和などにも、ボトックスが効果を発揮しそうなことは、次第に明らかになっていくようです。