お米やパンの量を減らす低炭水化物ダイエットは、効果が出ますが、維持するのが難しくリバウンドしやすいことが残念ですが、そんな低炭水化物ダイエットは、肉を抜いて植物性のたんぱく質と脂質に置き換えることで、長期間の体重増加を抑制することが、ハーバード大学の研究で明らかになり、2023年12月の「JAMA Networ Open」に研究成果が掲載されました。この研究は、平均45歳の123,332人の食生活や食事に占める炭水化物やたんぱく質の量と、摂取する食物の種類などの4年間のデータを分析して明らかになりました。結果的には、全粒粉や植物ベースの食品から摂取する高品質のたんぱく質、脂質、炭水化物を多く含む食事のみが、低炭水化物ダイエットの中で長期的な体重増加の抑制効果を発揮することが明らかになりました。でもこういう研究データがあっても、肉抜き、炭水化物少な目の食事を続けるのって、かなり難しいですよね…

【出典】" Low-carbohydrate diets emphasizing healthy, plant-based sources associated with slower long-term weight gain", JAMA Network Open. 2023;6(12):e2349552. doi:10.1001/jamanetworkopen.2023.49552