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ストレス解消が生活習慣病につながる?

心理

Posted on 2009.6.26

 

 
 
アメリカ心理学会の調査によると、アメリカ人の3人に1人は極度のストレスを抱えており、ストレスによる過食や飲酒、喫煙に走ってしまう人もいるようです。
調査に応じた18歳以上の、成人男女1848人のうち約50%が、過去5年間にストレス度が急上昇したと感じており、ストレスによって人間関係の悪化、仕事の生産性の低下、健康上の問題が生じていることがわかりました。
主なストレスの原因には「仕事」と「金銭」をあげており、約半数の人が住宅ローンや賃料がストレスになると述べています。また約75%が、頭痛、慢性疲労、体の凝り、不安感や不眠などに悩んでいると答えました。
こうしたストレスにより、調査対象者の半数が「家族や友人との人間関係が上手くいかなくなった」としており、仕事と家庭の両立に悩む人も31%に上りました。
また、調査対象者の43%が「ストレスのために体に悪いものを食べたり、過食したりしてしまう」と回答し、調査対象の39%を占める飲酒者および19%を占める喫煙者は、「ストレスがひどいときに飲酒量、喫煙量が多くなる」と答えているなど、将来の生活習慣病につながるストレス解消法が多くみられた調査結果となっています。