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ストレスには自分に甘くなるのがいいのでは?

心理

Posted on 2009.10.7

          
 
現代人はさまざまなストレスに囲まれながら生活し、それが私たちの心と体にいろいろなダメージを与えています。

老化はそのようなダメージによって生じた身体機能の衰えを総称した言葉ですから、老化を少しでも遅らせたり、食い止めたりするには、ストレスについて理解を深めて、ストレスから受けるダメージをコントロールすることが大切です。

まず最初にストレスの種類について次のように分類してみました。

【主なストレスの種類】

①     慢性心理ストレス……職場、学校、家庭などの問題などで感じる不安
②     急性心理ストレス……突発的で衝撃の大きいストレス。家族や友人の死、失業、事故などで受けるダメージ。
③     身体的ストレス……睡眠不足、気温の変化、騒音、大気汚染など自然や環境などから受ける体のダメージ。
④     テクノストレス……ゲーム中毒、ネット依存によって心身が受けるダメージ。
⑤生理的ストレス……加齢や生活習慣など、私たちが生命活動を続けることによって受ける老化や生体機能の衰え。

このようにさまざまなストレスがありますが、締め切りやプレゼン、多忙、対人接触などでの「適度なストレス」は私たちを前向きに、ストレスや困難に立ち向かおうという意欲を沸き起こしてくれます。

生きている限り、ストレスから逃れることはできませんが、ストレスに対して強くなるように自分を変えることはできます。またストレスを少なくするような環境を整えることも可能です。

私がストレスを感じた時に実践している「ちょっぴり自分に甘くなる心の持ちよう」です。

・     自分が感じているストレスを客観的に自覚する。
・ そのストレスに対して自分が今できることを整理する。
・ 悪い方向に考えすぎず、過大な期待も持たない。
・ 失敗した時の対処法を準備する。
・ 今まで自分が成功した経験を思い出し、自信を回復する。
・ 周囲の反応や視線を気にしないで自分のやれることを70%ぐらい達成できるように目標を下げておく。
・ 運動して体を疲れさせる。
・ 今食べたいものを食べる。
・ 体を温めて眠りやすい態勢を整える。

病気は最大のストレスですから、基本は心も体も健康であること。そのために、毎日少しずつ小さな目標をクリアして、小さな成功を収めた自分をほめて労わり、自分を大切に生きることがストレスをためない秘訣ではないかと考えています。