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鉛とうつ、パニック障害

鉛は身近に存在する神経毒物ですが、その研究は幼児の知能障害や精神薄弱、骨の成長不全、仕事などで大量に鉛に汚染された人の認知機能低下、抑うつ状態などが報告されていました。

しかし今回、カナダのモントリオール大学マリーズ・ブシャー博士らが、鉛の血中濃度とうつ、パニック障害、不安症との関係について12月号の『Journal of General Psychiatry』で報告しました。

これによると、鉛の血中濃度が高い人は低い人に比べて、パニック障害やうつを起こしやすいことがわかったそうです。

鉛といえばひと昔前はガソリンに含まれて大気汚染問題となったり、工場の排水、油絵の具に含まれたり、また劣化した水道管に含まれる鉛による飲水の汚染などが問題となっていました。

身近に潜む鉛、ちょっと気になりますね。

鉛とうつ、パニック障害

 

鉛は身近に存在する神経毒物ですが、その研究は幼児の知能障害や精神薄弱、骨の成長不全、仕事などで大量に鉛に汚染された人の認知機能低下、抑うつ状態などが報告されていました。

しかし今回、カナダのモントリオール大学マリーズ・ブシャー博士らが、鉛の血中濃度とうつ、パニック障害、不安症との関係について12月号の『Journal of General Psychiatry』で報告しました。

これによると、鉛の血中濃度が高い人は低い人に比べて、パニック障害やうつを起こしやすいことがわかったそうです。

鉛といえばひと昔前はガソリンに含まれて大気汚染問題となったり、工場の排水、油絵の具に含まれたり、また劣化した水道管に含まれる鉛による飲水の汚染などが問題となっていました。

身近に潜む鉛、ちょっと気になりますね。

新型インフルエンザと鎌状赤血球症

 
アメリカのジョンズホプキンス大学医療センターのジョン・ストウス博士らは、新型インフルエンザ感染者のうち、鎌状赤血球症の子供や若者が、重症化しやすいことをアメリカ血液学会年次総会のレポートで発表したそうです。

鎌状赤血球症は通常は円形をしている赤血球が鎌状になってしまう遺伝病で、これによって赤血球の酸素運搬機能が低下して貧血症になりやすく、ヘテロ接合型の場合は低酸素血症を起こし、ホモ接合型の場合は死亡してしまう場合も。

日本には殆ど見られず、アフリカや中近東に多い遺伝型。その理由は鎌状赤血球がマラリア原虫の増殖を抑制し、マラリアの発症を抑えるため。

新型インフルエンザの場合、肺への急激な感染が多く、急性肺炎を起こして低酸素状態に陥りやすく、それが鎌状赤血球症の人に大きなダメージを与えるのではないかと考察しています。

いずれにせよ、保護者が子供の体調をしっかり管理して、早めに病院に連れていくようにすべきだと博士は述べています。

持久力を高める運動はテロメアの老化を抑制する?

   
        
ドイツハンブルグのザール大学のウルリク・ラウフス博士らが、アメリカ心臓学会のジャーナル『Circulation』のオンラン版で報告した内容によると、トライアスロンやマラソンなど持久力を高める運動を長期間続けてきた人は、そうでない人に比べて白血球のテロメアの老化が遅いことがわかりました。

これはまず運動させたネズミとさせないネズミを比較。両者でテロメアの長さに大きな差はなかったものの、運動したネズミは、胸部大動脈のテロメラーゼ(細胞分裂を活性させる酵素)の活性が高まり、テロメアを安定させるタンパク質が増え、テロメアのアポトーシス細胞死)に関わる物質が減少していました。

この結果をもとにヒトによる研究も開始。
平均35年ほど持久走などの運動を続けてきた平均年齢51.5歳のランナーと、滅多に運動をしない同年齢の人、平均年齢20.4歳の陸上競技の選手と同世代の運動をしないグループの白血球のテロメアの長さやアポトーシス細胞死)のようすを調べた結果、運動をするグループでは、身体能力が高く、テロメラーゼの活性が高く、テロメアを安定化させるタンパク質の活性が高まり、アポトーシスに関わる物質の活性が下がることが判明。

運動をしない中年グループのテロメア長は、若い運動をしないグループ、運動をするグループと比べて明らかに短く、老化が進んでいることがわかりました。また白血球中のテロメアの老化は運動をする中年のグループで明らかに老化の程度が低く、テロメアの寿命が老化に大きな影響を及ぼすという老化学説上、持久力を高める運動が、長寿につながる可能性を示唆しています。

しかし、今回の研究結果は少人数のグループを対象に行ったもので、老化を抑制する運動の程度についても言及できていないことも述べた上で、今後も実験を進める意向を示しました。

アメフトと脳しんとう

NFLは、ここのところのたび重なる選手たちの脳しんとうに関して、チームドクター以外の独立した神経科の医師に診断してもらい、彼らの判断で出場を決めるように指導することで、試合中の選手の事故や怪我を防ごうと動いているようです。

アメリカンフットボール、ラグビーなどは特に激しくぶつかり合うことを強いられるスポーツのため、試合中に脳しんとうを起こすことも少なくありません。

しかし同じ選手が短期間に何度も脳しんとうを起こすことは健康上かなり危険であり、本人自身の「大丈夫」というコメントやチームドクターの判断だけでなく、チームとは関係のない神経科の医師の診断も必要であることを指摘しました。

これについて神経科の医師は、一度脳しんとうを起こしたらできれば4週間ぐらいは出場せずに安静にするべきだと述べています。

ここのところ、アメリカも不況でフットボールの観客動員数が激減しているとのことです。

選手たちは人気を盛り返そうと躍起になって自分をすり減らしてもいいプレーをしているのかもしれません。でもやはり脳は全身の司令塔ですから、大切にしてほしいと思います。

相撲もかなりぶつかりますね。

ときどきふらつきながらも取り組みを続ける力士を見ますが、ちょっと心配です。

 

咳したらマスクを!~職場の咳に関するファイザー意識調査

 

インフルエンザ大流行中で、咳払いをひとつするだけでも、ものすごいコワ~イ視線を浴びてしまう今日この頃。

ファイザーから『子供を持つ会社員の咳に関する意識調査』というおもしろい調査結果が送られてきました。

これは先月10月10日に15歳以下の子供を持つ20~40代の会社員男女600人を対象に行ったもの。

「咳が続く状態で会社に出社する場合でも、マスクを着用しない」という人がなんと25.7%もいました!

さらに多忙や咳ぐらいで病院に行くことはない、うがいやマスクで十分と自己判断し、「咳が気になってもクリニックを受診しなかった」人は21.6%。受診している人も3日以内がたったの44.5%、4人に1人は1週間以上ようすを見るという遅さ。

「職場で咳をしていた人がマスクをしていなかった場合に不快な思いをしたことがある」人は83%。約40%の人が職場で病気をうつされたと感じたことがあるそうです。

家庭に関しては、約50%が、子供の咳が原因で病気をうつされたと感じたことがあると応えながら、約80%が家庭でマスクを着用しないという現状でした。

私自身は大きな病院に取材に行くことが多いため、咳が出たり、感染したかなと思ったら、すぐに医者に行き、マスクや咳止め薬をのんで、感染を拡大しないように細心の注意を払います。

先週も 息子のインフルで、早朝からあたふたしました。まあ、あまり病気をしないので、1年に一度あるかないかの事ですが・・・

しかし、同行したカメラマンやスタッフが病院取材の際に咳やくしゃみをして、つばや痰を飛ばされたこともあり、取材をした先生の逆鱗に触れたこともあります。もちろん、私も激怒しました。

咳は必ずウイルスを含んだ飛まつを飛ばして感染を拡大させます。

絶対に、マスクをしましょう!そして咳が出たら、早く早くマスクを着けて病院に行きましょう!!

飲むだけで痩せることの危険

抗肥満薬が次々開発されて、「飲むだけで痩せる薬」の話題が絶えませんが、日本では未発売の「メリディア(シブトラミン)」に心血管障害や心筋梗塞のリスクを高める可能性があることをアメリカFDAが報告しました。

これは以前から副作用として報告されていたことですが、メリディアの減量効果は、食欲を低下させる働きがあるセロトニンとノルエピネフリン(=ノルアドレナリン)の量を増やして食欲を抑制して満腹中枢を刺激しようというものです。しかしノルエピネフリンには、交感神経を優位にして血圧上昇、心拍数上昇、緊張を高めるなどの作用もあり、もともと持病として心臓発作や不整脈がある人がのむと、心血管リスクを高めてしまうというものです。

このほかにも抗肥満薬には、脂肪の吸収を阻害する「ゼニカル」、コレステロールの吸収を阻害する「ゼチア」。

そして「メリディア」と同様に脳の食欲中枢に働きかけて食欲を抑制して、代謝を高めるという「マジンドール」がありますが、こちらは副作用(口の渇き、うつ、不眠、動悸など多数)と3ヶ月以上続けて飲めないために、リバウンドを起こすことが多いので、最近はあまり処方されないようです。というか、日本で最初になぜこの薬が認可されたのか、不思議なくらい・・・・。

個人的には、運動と食習慣と心のケアがダイエットには大事だと思いますが、

スターターとして、勢いをつけるのであれば、コレステロールを選択的に阻害する「ゼチア」が一番いいのかもしれないと思います。

まあ薬に頼らず、自力で痩せましょうね。

くすみの原因・種類・対策

「くすみの原因・種類・対策」についてまとめました。白く透明な美肌にはくすみをなくすことがポイントです。

セルフチェックはこんな感じ・・・

■くすみ肌のセルフチェック
□ 肌の白さ、透明感が落ちた
□ 顔色が赤黒い
□ 顔色が青っぽく血色が悪い
□ 顔色が茶色、黄色っぽい
□ 肌がカサカサしてつっぱる
□ 肌が皮脂でベタついてテカる
□ 毛穴の開きが気になる
□ シミ・そばかすが増えた
□ 目のまわりのクマやくすみが目立つ
□ 顔がむくみやすい

1つでも該当すれば、くすみ肌を疑ってみてはいかがでしょう?
そしてくすみの原因について、7つに分類してみました。

1 紫外線
2 汚れ
3 血行不良
4 乾燥
5 毛穴
6 老化
7 タバコ

それぞれのタイプ別に対策もまとめたので、ぜひ記事をご覧ください!

ガツガツ早食いすると太る!

       
 
ガツガツと早食いすると、食欲を抑制するホルモンの分泌が低下することがわかりました。この研究はギリシアのアテネにあるライコ総合病院のアレキサンダー・コッキノス博士らが2009年10月のオンライン版『Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism』に発表したもので、17人の成人男性に300ml、およそ675キロカロリーのアイスクリームを5分で食べさせたときと、30分で食べたときの血中の消化管ホルモン量を観察したところ、満腹感を感じさせるGLP-1とPYYペプチドが30分かけて食べたときのほうがより多く分泌しており、これによって時間をかけて食べることが食べ過ぎを防いでいる可能性を指摘しました。

研究は食後30分後、60分後、90分後、120分後に採血して消化管ホルモンを分析。食欲を抑制するPYYペプチド(YY3-36とも呼ばれ、小腸から分泌される食欲を抑制するホルモンで摂食とともに分泌される)は30分のときが5250pmol/L/min、5分のときが4133pmol/L/minでした。

同じく食欲を抑制するグルカゴン様ペプチドのGLP-1(小腸の下部の細胞から放出される消化管ホルモンで、血糖値の上昇によって分泌が促進され、食欲を抑制して脳の活動を活発にするほか、膵臓のランゲルハンス島β細胞を増殖する働きを持つことから、インスリン分泌低下型の糖尿病の治療薬として注目されている)は30分かけて食べたときで8794pmol/L/min、5分で食べたときで 6219pmpl/L/momでした。

この結果からガツガツ早食いすることが腸の消化管ホルモンの分泌にも影響があり、これが満腹感を感じさせて肥満や過食を抑制することにつながるかもしれないと指摘します。

ちなみにガツガツ早食いすることを英語で”wolfing”と言います。

Kokkinos A, et al “Eating slowly increases the postprandial response of
the anorexigenic gut hormones, Peptide YY and Glucagon-like peptide-1”
/J Clin Endocrinol Metab/ 2009; DOI: 10.1210/jc.2009-1018.

乳がん健診へ

医療ジャーナリストとして,目黒雅叙園の隣にあるアルコクリニックで、

乳がん健診、受診してまいりました。

最新型のマンモグラフィーの機械だったせいか、痛みもあまりなく、

所要時間30分ほどで終了。

この日の雅叙園は、カ~リ~の展示会で、マダムがごった返してました。

すごい人気ですね。お花とカ~リ~とマダムにあたって・・・ちょっと疲れました。

詳細な結果はまだですが、ドクターから「触診では異常なし」と言われ、ひと安心。

自分の体にいいことをしてあげると、さらに愛着が沸いてくるもの。

脂肪を摂り過ぎないように、今後も食事には注意します!