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髪の老化のタイプ診断

昨日に引き続き、髪の老化についてお話します。

こちら、私が担当するオールアバウト・アンチエイジング

「髪の老化とアンチエイジング」からピックアップしました。

髪の老化を5つに分類して、それぞれのチェック項目を設けました。

こちらでチェックして思い当たる人は、

「髪の老化とアンチエイジング」で対策、解決策を紹介しているので参考にしてください。

やせ髪老化……髪の栄養不足によるもの

【チェック項目】

□髪が細く、コシもなく、切れ毛が増えた
□インスタント食品や加工食品をよくとる
□アルコール、炭酸飲料などをたくさん飲む
□冷え性で血行が悪い

ダメージ老化……紫外線や乾燥によるもの

【チェック項目】
□髪の色が赤茶色っぽくなった
□枝毛が多くパサついてまとまりがない

刺激老化……ヘアケア用品などの使いすぎによるもの

【チェック項目】

□1日に何度もシャンプーする
□髪をきつく結んだり、ヘアピンを使ってアップにすることが多い
□ワックスやスプレー、ジェルなどのスタイリング剤をよく使う
□カラーリングやパーマをかけて髪が痛んでいる

ホルモン老化……ホルモンバランスの変化によるもの


【チェック項目】

□抜け毛や薄毛が気になり、髪にコシがなく細くなった
□頭皮が皮脂でベタついて油っぽい
□髪は薄くなったのにヒゲや体毛が濃くなった
□月経周期が乱れがち、または閉経した
ストレス老化……疲れや心の悩みなどによるもの

【チェック項目】

□睡眠不足が続いている
□白髪が急に増えた
□心配事や悩み事を抱えている
□運動などでうまく気分転換ができない

秋は抜け毛が多い季節?

 

行楽の秋、食欲の秋、味覚の秋、恋する秋・・・・・・秋はいろいろなことを楽しみたい快適な季節ですが、髪にとっては、夏の紫外線や汗・皮脂のダメージで痛み、冬に向けて健康で丈夫な髪をたくさん増やさなければならない大切な季節。そのため、個人差はありますが、9、10月頃に、抜け毛が増える人も多いようです。

一日の抜け毛の数が50~100本で、100本以内に収まっているようでしたら、正常範囲ですが、100本以上の抜け毛が続いて髪全体が薄くなっているようだったら、一度皮膚科の医師に相談しましょう。

男性の場合は、男性ホルモンが脱毛に関係している場合があり、この男性型脱毛症(AGA)には、フィナステリドが配合されたプロペシアという飲み薬が効果を発揮する可能性があります。

それと同時に毛母細胞を活性して、発毛を促進するミノキシジルという頭皮に塗布する薬を使用することで、内側からも外側からも、髪の悩みを解決できるかもしれません。

皮膚科に相談したことがきっかけで、タバコをやめたり、お酒の量を控えたり、脂っこい食事やインスタント食品から、野菜やタンパク質、ミネラルを含む食事に見直したり、ウォーキングを始めたりなど、生活習慣を見直して、髪も元気になったという人もたくさんいますので、気になることはまず専門家に相談しましょう。

 

自尊心と肥満の関係

         
 
イギリスの医学雑誌『BMCMedicine』10月号に、ロンドンキングスカレッジ心理研究所のアンドリュー・テルモス博士らが報告した研究によると、幼少期を幸せに送れずに育った人(特に女性)は、大人になってから体重増加や肥満になるリスクが高いそうです。

これは、イギリスとウエールズで1970年に生まれた16496人を対象に行った調査で、今回の調査はそのうちの6500人のデータを分析したものだそうです。

彼らの10歳のときの感情面での問題を分析した結果や、不安・恐怖心・こだわりの強さなどに関する教師の評価、子ども自身の報告、自己統制の位置(いろいろな事件や事の起こりの原因が、自分にあるか他人にあるかという評価、簡単に言うと、すぐ自分のせいにするか他人のせいにするかという傾向…ということでしょうか)などについて分析しました。質問がおもしろいです。たとえば「あなたは、一生懸命努力しても、結局いい結果にはならないので努力することに意味がないと考えますか?」というようなことを質問したようです。

その結果、自尊心が低く、すぐ他人のせいにしてしまう傾向があり、不安や心配する気持ちが強かった子供は、大人になってから体重が増加するリスクが高く、その傾向は男性よりも女性に顕著に見られたそうです。

また子供の頃BMIが高かったり、親のBMIが高ければ、30歳にかった時点のBMIも高い傾向にあることもわかりました。

イギリスだけのデータで、地域も限定されていますし、幼少期の不幸に関する評価に関しても、いろいろ偏りはあると思いますが、心と肥満は強く結びついていることを気づかせてくれる研究だと思います。

Source:BMC Medicine

歩幅が小さく、ずり足、がに股などの歩行障害と高齢者の水頭症

高齢者にも水頭症があることはあまり知られていません。高齢者の水頭症は「突発性正常圧水頭症(iNPH)」という病名で、日本国内に約31万人ほどいる可能性があることがジョンソン・エンド・ジョンソンの調査報告として発表されました。

通常、脳は外側からの刺激や衝撃を直接受けないように保護するために、クモ膜の下側を脳脊髄液が毎日450mlも作られて循環しています。しかし、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害、クモ膜下出血、脳腫瘍、頭部の外傷などで髄液の循環が悪くなり、脳に髄液が必要以上に滞留してしまうことで脳を圧迫し、機能障害が生じることがあり、これを「突発性正常圧水頭症(iNPH)」と呼びます。微小な脳梗塞がたくさんできることによって血行が悪くなり脳が硬くなることで、髄液の流れが悪くなることもあります。

「突発性正常圧水頭症(iNPH)」のおもな症状は次のようなもの。

■歩行障害

・小刻みな歩み、すり足で足を上げない

・足が外股になる

・転倒しやすい

認知症

・物忘れ

・ぼんやりして、趣味などに関心がなくなる

・呼びかけても反応が鈍い

・集中力の低下

■尿失禁(我慢できずに失禁する)

■表情が乏しく声が小さい

これをみると、認知症パーキンソン病に症状が非常によく似ているために、水頭症を見逃してしまう可能性があります。

しかし高齢者の水頭症は、早めに発見して手術を行えば、歩行障害や認知障害、尿失禁などの症状もなくなることが多い病気です。

手術(髄液シャント術)は、乳幼児の水頭症と同様に、脳に溜まった髄液を排出するように調節するバルブや管を皮下に目立たないように通します。脳外科で行う一般的な手術ですし、約1時間ほどで終わり、入院期間も1週間ほどです。

手術を受けて症状が治まった患者さんには、認知症パーキンソン病と思われていた人もおり、認知症、歩行障害、尿失禁などの症状があった場合に、疑われる病気として水頭症もありうることを知っておいたほうがいいでしょう。

私自身も老人ホームで書道を教えていますが、ひとことで認知症と言っても、ものすごくいろいろな症状(特に歩き方や筆の持ち方など)をお持ちの方が多く、このニュースリリースを読んで、歩き方が水頭症の症状に当てはまる人が思い浮かび、もしかしたら水頭症の方もいらっしゃるのかも・・・と思いました。

詳細については専門のHPがありますので、ぜひ一度読んで下さい。

夜食は昼よりも太る

   
 
アメリカイリノイ州のノースウエスタン大学、フレッド・テューレック博士らが医学雑誌『Obesity』のオンライン版に発表した内容によると、マウスを使った研究で、同じ量の高脂肪食を通常の活動時間中(マウスの場合、夜間)と就寝時間中(マウスの場合、昼間)に食べさせて比較した結果、眠っている時間に食べさせた方がより体重が増えて、さらに運動量も減ってしまうことがわかりました。

研究はマウス6匹ずつを活動時間中に高脂肪食を与えるグループと、就寝時間中に与えるグループに分けて、6週間観察しました。研究開始前のマウスの体重が平均22グラムで、6週間後の活動時間中に高脂肪食を食べたマウスは平均27グラムだったのに対し、就寝時間中に高脂肪食を食べたマウスは32グラムになり、眠るべき時間に食事を摂ると、より体重の増加が著しくなることがわかりました。

さらに体を動かした回数についても、実験開始前の2つのグループの平均が2300回だったのに対し、活動時間中に高脂肪食を食べたマウスは1500回、就寝時間中に食べたマウスは1000回に減少し、食事のタイミングが悪いと、体重が増えて、運動量も著しく減少することがわかりました。

さらにこれらの結果には、体温変化、基礎代謝量、レプチンなどの食欲に関係するホルモン、睡眠の質などが影響していると考えられ、更なる研究が必要だと博士らは付け加えた上で、「一日の生活のリズムを考えながら食事を摂ることが肥満予防に重要であり、食べる時間のみならず、食事の量や食事の内容、運動の量などもしっかり考慮すべきである」ことを指摘しています。

目のクマ退治法

長らく更新せずごめんなさい。

ちょっと海外取材しているうちに政権交代して、情報にイマイチついていけない状態です。

やたらと「クマ退治」という言葉が多く、スキンケアの話題がどうして??と思ってたら、選挙の話しだったりして・・・ふう、日本社会のスピードは速い、早い!

そして私は、青くま、茶くま、黒くま、女性の顔を老けた印象に見せる諸悪の根源についてまとめました。

なんたって目の下の皮膚って、とっても薄くってデリケート。だから夜更かしや不摂生やお疲れが目元を見れば一目瞭然。

そんな生活観あふれる目のくまを何とか目立たなくする方法についてまとめました。

読んでくださいね!!

くまの種類・原因・対策

あなたの毛穴の種類を調べて!!

 

夏は汗をかいたり皮脂が分泌したりで、毛穴が汚れがち。

しっかりケアしないと、汚れが詰まって、毛穴をさらに大きくしてしまいます。

こちらの記事で、毛穴の種類別のケア方法を紹介しているので、ぜひ夏の汚れは夏のうちに、スッキリきれいな毛穴で秋を迎えましょう!

私が考えた毛穴の分類

■たるみ毛穴

■黒ずみ毛穴

■あぶら毛穴

■帯状毛穴

■ニキビ毛穴

です。それぞれ対処法も違うので、よく読んでくださいね。

 

借金を抱えると肥満になる??

    
 
ドイツマインツ大学のエヴァ・マンスター博士らがBMC Public Healthという学会誌のオンライン版で発表した研究によると、多重債務者は、債務を抱えていない人に比べて、BMI25~30の体重超過の人が1.97倍多く、BMI30以上の肥満の人が2.56倍も多いことが、2003年のドイツの健康な人8000人と多重債務者949人の健康に関するデータを比較したところ明らかになりました。

今回の調査では長期的な観察がなく、多重債務者がいつの時点で肥満になったのかについても不明なため、債務と肥満にどのような相関関係があるのかがはっきりとはわかりません。

しかしアメリカの研究者からは、アメリカでは、カロリーをセーブした食品のほうが、カロリーがたっぷり入った食品よりも値段が高い(例えばミネラルウォーターは砂糖たっぷりの飲料よりも高い)ことが指摘され、低賃金、収入減と債務に苦しむ人々が、仕方なく高カロリーで不健康な安い食品を食べているかもしれないことを示唆しました。

さらに、不況の中、多重債務を抱える人は失業中の場合も多く、余った時間をファーストフードや安くて高カロリーな食品を食べて過ごす可能性が高いことも示唆されており、国民の健康を考える上で、低カロリーで健康的な食品の価格の上昇を抑制することも必要だという声が上がっています。

一方で、食べ物を買うお金もないほど借金を抱えた時に、本当に肥満になるかどうかは疑問…という今回の研究報告を否定するような声もありました。

くすみ肌のセルフチェック!

夏の肌くすみは、紫外線のせいだけにしてしまいがち。でも実は、いろいろな原因がくすみ肌には隠れています。

ちょっとセルフチェックしてみませんか?

■くすみ肌のセルフチェック■
□ 紫外線対策を手抜きして肌がくすんだ → 紫外線くすみ
□ タバコを吸う → タバコくすみ
□ 顔色が青っぽく血色が悪い → 血行不良くすみ
□ 顔色が茶色、黄色っぽい → 老化くすみ
□ 肌がカサカサしてつっぱる → 乾燥くすみ
□ 肌がざらつき、ベタついて黒っぽくテカる → 汚れくすみ
□ 毛穴の開きが気になる → 毛穴くすみ

■くすみ注意の三角地点■

くすみのできやすいゾーンは次の3ヶ所。

小鼻、目のまわり、頬の高いところを、しっかりチェックして、

あなたのくすみの原因を探し、早めにくすみ対策を始めましょう。

オールアバウトの記事で、くすみ肌を7つのタイプ別に説明しています。

続きはこちらをご覧ください!

http://allabout.co.jp/fashion/antiaging/closeup/CU20090721C/

肥満に効く脂肪細胞って?

 
わたしたちの体にある脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」があります。「白色脂肪細胞」は、余分な脂肪を必要な時にエネルギーに換えるために貯蔵されている細胞で、体全体に分布する皮下脂肪とお腹周りの皮下脂肪よりも内側、内臓周辺につく内臓脂肪があります。白色脂肪細胞が増えすぎると肥満になり、特に内臓脂肪が増えすぎることで代謝の異常を引き起こします。

一方、褐色脂肪細胞は、体温調節のために脂肪細胞をエネルギーに換えて燃焼し、放出する働きを持つ脂肪細胞。成人の褐色脂肪細胞はわずか40g程度しかなく、生まれたときが最も量が多く、成長と共に次第に減少します。首、肩甲骨、心臓、腎臓などの周辺に分布し、運動や寒さなどで少し増えるといわれています。褐色脂肪細胞が少ないと、エネルギーの産生が低く、基礎代謝量も少ないそうです。

このような褐色脂肪細胞の性質から、肥満予防や肥満治療のために、褐色脂肪細胞を増やす方法についてさかんに研究されています。

アメリカ・ボストンのディナ・ファーバーがん研究所のブルース・シュピーゲルマン博士らが、オンラインの『Nature』に発表した内容によると、分子スイッチによって、褐色脂肪細胞を作り出すスイッチをオンできる可能性が発見されたそうです。

褐色脂肪細胞が赤ちゃんのうちに多く、成長すると少なくなるのは、寒いときに「小刻みに震える」ことによって体温を上昇させることができない赤ちゃんが、寒いときに褐色脂肪細胞を分解してブドウ糖と熱を作り出すことで、寒さを凌げるように蓄えられたと考えられます。

以前は、大人になると、褐色脂肪細胞は働かなくなるとされていましたが、最近では運動や寒さの刺激で増やすことができるといわれています。

さらにシュピーゲルマン博士らの研究では、PRDMというタンパク質が、褐色脂肪細胞の前駆細胞を増やすことに関係していることがわかりました。しかしこの作用には、もう1つのタンパク質が必要で、これがC/EBP-βで、この2つのタンパク質を結合させることで、筋肉前駆細胞を褐色脂肪細胞に換えることができることが解りました。

どちらか一方のタンパク質だけでは褐色脂肪細胞は増えず、2つを結合させることにより増えることが、マウスの皮膚細胞の移植によって確認されました。

この結果について、シュピーゲルマン博士は、さらに多くの信頼性の高い研究結果が必要だが、患者の組織を採取して、褐色脂肪細胞を増やし、それを移植したり、同じような効果を持つ自然由来のホルモン成分や、薬を開発することによって、肥満や糖尿病の治療に活用できるかもしれないことを示唆しています。