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ファストフード集中エリアと脳卒中の関係

ファストフード店が集中しているエリアでは、ファストフード店が少ないエリアに比べて13%も脳卒中の発症率が高いことが、ミシガン大学のルイス・モ-ガンスターン博士(Lewis B. Morgenstern, M.D.,of the University of Michigan)らによってアメリカ国際脳卒中学会で発表されました。

「我々や我々の子供たちは、居住環境に大きな影響を受けている」とモーガンスターン博士は言います。

同じくミシガン州のヘンリーフォード病院のブライアン・シルバー博士(研究参加者ではない)は、ファストフード業界にクレームを言いたくなるのは事実だが、このことが血圧や心房細動などよりも重要な問題ではないが、どんなリスクファクターも小さくするためには、考慮する必要がある問題かもしれないことを示唆しました。

研究はテキサス州南部のニュエセス郡で、1,247人の脳卒中患者を対象に2000年から2003年に実施されました。

研究者は研究を開始してすぐにファストフード店の数と、脳卒中リスクに相関関係がある可能性に気がつき、①急かすようなサービス、②少ない従業員、③テイクアウト、④前払い制、という4つの要素のうち2つ以上の特徴をそれぞれのファストフード店が持っていることがわかりました。

調査の結果、周囲に12件ファストフード店があるエリアに比べて、周囲に33店舗もファストフード店があるエリアでは23%も脳卒中のリスクが高く、年齢、性別、人種などを考慮した上でも、13%も脳卒中リスクが高いことがわかりました。

モーガンスターン博士は、ファストフードの多いエリアに、緑地や健康関連の施設などを設置する必要があることを指摘しています。

一方で今回の研究では、ファストフードの食事と脳卒中リスクの関係や、ファストフード店が集中するエリア内の健康施設やグリーンスペースの数、近所づきあいのストレスなどを調べていないため、直接的な因果関係は明らかになっていません。

しかしながら、この研究は、環境整備が健康維持に大きく影響するかも知れないことを示唆する重要なものであることをモーガンスターン博士は強調しています。

American Stroke Association International Stroke Conference
Source reference:
Morgenstern LB, et al “Fast food and stroke risk” ASA 2009; Abstract P162.

花粉症で低下する女性の美的QOL

ジョンソン・エンド・ジョンソンが2009年1月に、
20代~40代の花粉症の女性413人を対象に行ったインターネット調査によると、
「花粉症シーズン中の鼻水、鼻づまりの辛さ」について「非常に辛い」が42.6%、「やや辛い」が45.5%で、
両方合わせると88.1%が鼻水や鼻づまりに悩まされています。



「鼻炎による苦しさを他の状況でたとえると?」という問いに対しては、
「スイーツ禁止」が25.2%、「外出禁止」が20.6%、
「テレビ禁止」が14.0%、「携帯電話禁止」が12.1%、
「アクセサリー、洋服購入禁止」が11.1%でした。



「花粉飛散時期の化粧直し」に関しては、
「化粧直しの回数が増える」人が、25.4%で、
平均2.9回も化粧直しが増えていました。

「化粧直しが増えた理由」については、
「鼻をかんだり、マスクをしてファンデーションが取れてしまうから」が41.9%。
「鼻をかんだ後の赤みが気になる」が30.5%、「鼻の下がカピカピになる」が16.2%、
「眼のかゆみや涙でアイメイクが崩れるから」が8.6%でした。

さらに「1シーズンに使用するティッシュの枚数」は、平均7920枚で、
これはテニスコート約1.3面分、土俵にすると約21面にもなります。


「いつもの自分を100%とした場合の、花粉症シーズンの自分の評価」については、
「アクティブ度」が46.5%と半分以下に低下、
「自己アピール度」はさらに36.2%に低下し、
花粉のおかげでオシャレも自分の魅力を発揮することもできないようです。

花粉は、女性の美的なQPLを低下させるだけでなく、

「鼻かみシワ」という肌老化を招きますから、要注意です!

セラミドが減る原因、それは老化と間違ったスキンケア!

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セラミドが不足した乾燥肌は角質層から水分が蒸発し、肌のバリア機能も落ちて外部刺激に敏感になり肌荒れを起こす

セラミドが不足する原因は次のとおり。そして20代、30代の女性に多いのが、誤った洗顔法やスキンケアによって、大切なセラミドをどんどんはがしてしまうケースです。脂浮きやテカリ、ニキビなどが気になって、ゴシゴシ洗顔することで、必要な皮脂やセラミドまで取り去ってしまい、肌のバリア機能が低下して、ますます肌トラブルの悪循環に陥ってしまうのです。

セラミドが減少する原因

 

  • 加齢(30歳ごろから減少しはじめる)
  • 女性ホルモンの低下
  • ストレスの多い生活
  • 紫外線によるダメージ
  • 活性酸素
  • 誤った洗顔方法やスキンケア

    シワやたるみが少なくて肌年齢が若い人は角質内のセラミドが多いというデータもあり、セラミドの量が肌年齢を左右すると言っても過言ではありません。そこで今回は誤った洗顔法やスキンケアによるセラミド不足と、30歳を過ぎてはじまるセラミド不足の「ダブルパンチ」に負けないように、まずは正しい洗顔法とスキンケアをマスターして1日10分でできる乾燥肌ケアのプログラムをご紹介します。

冬の乾燥から肌を守るセラミドは

夏は汗や皮脂の分泌が多く、それが肌のバリアとなって乾燥や外部の刺激から肌を守ってくれます。しかし冬になると空気も乾燥して気温も低いため、肌からどんどん水分が蒸発してバリア機能も低くなり、うるおいも失われてシワやたるみの原因になります。

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肌を乾燥から守るセラミドは30歳ごろから減り始める

肌の老化のサインであるシワやたるみなどを防いでくれるのが皮膚の角質内にある「セラミド」(細胞間脂質)。しかしセラミドは30歳くらいから少しずつ分泌量が減り始めてしまいます。

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セラミドが十分にあれば肌の表面にバリアができて外部刺激を受けても肌を守ってくれる

セラミドは角質層の一番外側にある細胞と細胞の間のすき間を埋めて、皮膚の内部から水分が蒸発しないように、また外部の刺激から肌を保護するように働いてくれます。いくらヒアルロン酸やコラーゲンをたっぷり補給してもセラミドで蓋をしなければ大切な成分が失われてしまいます。

美肌づくりに欠かせない大切なセラミドも無尽蔵に生成されるわけではないので、過度の洗顔やスキンケアを繰り返して必要なセラミドまで洗い流さないように注意することが大切です。

セラミドの役割

  • 肌の角質内の水分やヒアルロン酸を保持する機能 (肌のうるおいを保つ)
  • 皮膚を外部刺激 (紫外線・化学物質・ウイルス・細菌・真菌など)から守るバリア機能 (肌の健康を保つ)
  • 肌に必要な脂質(コラーゲン)などの栄養成分を蓄える機能 (肌の若々しさを保つ)
  •  
  • 何層にも積み重なっている角質をセメントのように接合する機能  (肌のハリを保つ)

おしゃれをして外出、ウォーキング

おしゃれをしながら外出して歩く

 

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運動嫌いな人は、おしゃれを楽しみながら歩こう!

運動が嫌いな人は、日常生活でちょこちょこ動けばいいのです。そうするうちに自律神経が活発に働くようになって、体の調子が良くなって体を動かすことの喜びを感じます。怠けずにちょっとがんばることでドーパミンという物質が分泌されて、前向きな意欲が湧いてくるのです。

太ったから体型を隠して厚着をする、体が重たいから動かないというダラダラした生活を送っていると、ドーパミンは分泌されなくなり、ますますやる気をなくしてしまいかねません。

オシャレを楽しみながらデパートを歩き回るのもいいですし、季節の移ろいを感じながら街を歩くもの楽しいもの。自分なりの楽しみを見つけて体をこまめに動かす、スローなダイエットがアンチエイジングなダイエットにピッタリ、ということですね。


【関連ページ】
森谷先生の著書『メタボにならない脳の作り方』(扶桑社新書)
森谷敏夫先生のホームページ gsArticle end

運動にはオマケがついてくる

運動にはおまけが付いてくる!

 

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運動はカロリーを消費するだけでなく、代謝改善というおまけが付きます。

30分ウォーキングしても消費カロリーは100キロカロリー足らず。それなら食事を100キロカロリー減らすほうが楽にカロリーオフできて痩せられる、と思っていませんか?でもこれは大きな間違いです。

 



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運動はカロリー消費だけでなく、代謝も改善します。

「食事を制限することで、活動に必要な栄養素が不足して、元気がなくなって体を動かさなくなります。この状態が続くと代謝も悪くなって、今度は少ないエネルギーを体に溜め込もうとして、ちょっと食べただけでもすぐに太ってしまういわゆるリバウンド体質になってしまうのです」と話す京都大学大学院人間・環境学研究科教授の森谷敏夫さん。

一方、運動嫌いな人にとって30分のウォーキングでたった100キロカロリーしか消費できないと思うと、運動よりカロリーオフでダイエットしようと考えてしまいがちですが、森谷さんは「運動にはカロリー消費だけでなく、おまけがたくさんついいるのですよ」と言います。

 


運動は貯金、食事制限は借金

 

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間違った食事制限は骨や肌の老化を早めます。

つまり運動することによって脂肪を燃焼してエネルギーを作り出すほかに、血行も促進され、体温や心拍数も上がり、自律神経のスイッチが入りやすくなります。

こまめに体を動かしていると、日常生活に必要な筋肉もキープできるので、基礎代謝もアップして、少しずつ燃えやすい体になるのです。

「運動がコツコツ溜める貯金だとすると、食事制限は借金のようなもの。一時凌ぎにはなるけれど、骨密度が低下したり、肌老化を早めたりという莫大な利子をつけて返済しなければなりません」と森谷さん。

 

森谷先生の著書『メタボにならない脳の作り方』(扶桑社新書)
森谷敏夫先生のホームページ 

三日坊主を続けよう!

 

三日坊主を続けよう!

 

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飽きっぽくても三日坊主でも大丈夫。ダイエットする気持ちを忘れないことが大事です。

あれを食べない、これも食べない、ではダイエットは楽しくありません。何をいつどれだけ食べるか、体を動かすのが嫌いな人は、どうやって好きになるかを見つけようとすることです。そのためには、三日坊主でも構いません。

運動の効果は三日間持続するから、三日続けて三日考えてまた三日続ければ、ずっと運動しているのと同じことになります。そしてちょっぴり無理をしたり、我慢することが、快感を高めるホルモンの分泌を活発にしてくれます。
 


 

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夫婦でドキドキしながら歩くのもアンチエイジングに効果的!

もう年だからといって、新しいファッションやメイクに挑戦するのをためらったりせずに、ちょっとドキドキしながら流行の服を着たり、髪形を変えたりするのも、いい刺激になって、それに似合う自分になろうとダイエットのモチベーションもアップするのです。 

森谷先生の著書『メタボにならない脳の作り方』(扶桑社新書)
森谷敏夫先生のホームページ 

 

 

30代以降の間違ったダイエットは老化の原因になる!

 

 

リスクを背負ってまで、辛くて苦しい過激なダイエットをするのは厳禁です。

ダイエット情報が氾濫していますが、30代以降の人には、10代、20代のダイエットはおすすめできません。

かと言って、外出を控えたり、家事をしなくなったり、若い頃と同じような食生活をしていると、内臓脂肪がどんどん溜まり、ウエスト周りや下腹部にたっぷりとぜい肉がついて、女性の大切なシンボルであるウエストのくびれがなくなり、洋服のサイズやデザインが合わなくなって、ファッションも楽しめなくなってしまいます。

急激なダイエットをすることは、肌を老化させたり、美しい姿勢に欠かせないインナーマッスルを減少させたり、骨を弱らせてしまいます。エイジングが気になりだしたら、リスクを背負ってまで、辛くて苦しい過激なダイエットをするよりも、毎日きちんと美しく生活しながら、スローで賢いダイエットをしましょう。

口元で若さを保つ!

 

口元も同様で唇の皮膚も薄くて剥がれやすく、ダメージを受け続けていると、深いたてジワができて、女性らしい柔らかい唇の印象が失われます。

ホウレイ線や唇の周りのシワ、口角の垂れ下がりは、絵や漫画で老人を表現する時に描かれる代表的なシワです。ということは口角がアップしていて唇のハリをキープすれば若々しい印象が保てるということ。

口元にシワを作らずに口角を上向きにキープするように心がけましょう。
■口角は軽く引き上げて

 口角が下がると暗くて冷たい印象になり年齢よりも老けて見えます

上と比較すると口角をアップする

 だけでこんなに笑顔が素敵に!
上の写真のように口角と目元がゆるんでいると、老けた印象だけでなく、暗くて近寄りがたいイメージに誤解されてしまいます。

ふとした瞬間でも、暗い表情にならないように、自分の顔をしっかり観察して、いい笑顔をキープする練習を怠らないようにしましょう。
■自分を輝かせる笑顔をキープ

同じ女性でも口角をアップさせて目じりもしっかり何かを見つめていると、イキイキと若々しい表情に変わります。

下の写真のほうが話しやすくやさしそうなイメージに見られることは間違いありません。

ビジネスウーマンとして仕事をするときでも、オフタイムに出かけるときでも自分を輝かせる笑顔をキープできる女性になりましょう。

目のまわりの皮膚は厚さわずか0.1ミリ

 

皮膚の厚さ体の部位によって異なります。目立たない足の裏は2ミリもあるのに、一番注目を浴びる目のまわりの皮膚はたったの0.1ミリしかありません。

ラップのように薄い皮膚だからその下を流れる血管や血流までが透けて見えてしまい、血行が悪ければ黒ずんでしまいクマやくすみの原因になります。また皮膚が薄い分だけ目のまわりは刺激や乾燥に弱く、傷や小じわができやすい場所でもあります。

デリケートな目元の皮膚を乾燥から守り、くすみやクマの原因になる血行の滞りや血管の老廃物を溜めないようにするためにもしっかり目の周りのスキンケアをしましょう。