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髪や頭皮にもダメージを与える紫外線

紫外線は7月をピークに4月頃から9月頃までがもっとも強くなります。

最近では紫外線が肌に大きなダメージを与えるため、日焼け止めクリームなどで肌対策に関しては、情報が普及しています。

しかし、頭皮が顔の2倍以上も紫外線を浴びていることは、あまり知られて(気づかれて)いません。

考えてみれば、顔よりも頭のほうが太陽に近いところにあるし、頭皮は日焼け止めクリームを塗ることもできません。

頭皮も顔の皮膚と同じ構造を持った皮膚ですから、紫外線にさらされれば、顔の皮膚と同様のダメージを受けるのです。

【 紫外線による頭皮・髪へのダメージ 】

① 髪が乾燥して、切れ毛や枝毛を増やす。

② 髪の表面を保護するキューティクルが傷ついてパサつき、スタイリングしにくくなる。

③ 髪のメラニンの酸化分解で色褪せた茶色(赤色)に変色する。

④ 頭皮が乾燥し、フケが増えたり、炎症や細菌感染を起こしやすくなる。

⑤ 頭皮の皮脂が酸化して、毛根が詰まったり、萎縮することで、髪の成長が遅くなる。

以上のような紫外線による髪や頭皮へのダメージを防ぐためには、以下のようなことに注意しましょう。

【 髪や頭皮を守る紫外線対策 】

① 1日のうちでもっとも紫外線の量が多い10時~14時ごろの外出を避ける。

② 帽子や日傘を使って、頭皮や髪を紫外線から守る。

③ 紫外線をたくさん浴びてしまいそうな時は、髪の分け目だけでも日焼け止めクリームを塗る。

④ 紫外線カット成分が配合されたスタイリング剤などを使用する。

⑤ 髪や頭皮の水分を保ち、保湿をするために、シャンプーやコンディショナーでしっかりとケアする。

⑥ 頭皮の余分な皮脂をシャンプーでしっかりと落とす。

⑦ タンパク質やビタミンB2、セレン、亜鉛、カルシウムなど、髪の成長に必要な栄養を摂る。

20代~30代女性に多い子宮内膜症

初経年齢の早期化、晩婚化、少子化などで、20代、30代の子宮内膜症は、年々増える傾向にあると言われています。

■子宮内膜症の原因

子宮内膜症の原因は、はっきりとは解明されていませんが、子宮内膜という増殖性の高い細胞が月経血と一緒に、体外に排出されずに体内に逆流することで起こります。

逆流した月経血に混じった子宮内膜は腹膜、卵巣、直腸と子宮の間にある『ダグラス窩』など(主に骨盤内)で、増殖してしまい、コブ(腫瘤や膿胞)や癒着を作って激しい痛みや炎症、不妊を引き起こすのが子宮内膜症という病気です。

■自覚症状

子宮内膜症の自覚症状は次のとおりです。日本人女性は、痛みに強く、激しい月経痛でも、我慢してしまい、子宮内膜症の早期発見が遅れてしまうこともあるので、注意しましょう。

①ひどい月経痛

②腰痛

③排便痛

④性交痛

⑤月経時以外でも下腹部痛や腰痛が起きる

⑥月経量が多く、レバー状の血の塊のようなものが出ることがある

⑦月経期間が長い

⑧めまい、貧血、だるさなどを感じる

■診断法

産婦人科で、問診票に、初経年齢や月経周期、月経の状態などを記入します。

それをもとに医師が質問し、超音波検査(下腹部にゼリーのようなものを塗って、機械を当てて超音波で子宮や卵巣などのようすを見る検査)と内診(医師が直接触診して、異常がないかどうかを確かめる検査)、必要があれば直腸診(肛門から触診を行う検査)などを行い、診断します。

■治療法

癒着やコブ(腫瘤)が小さければ、薬のみの治療で改善することが可能です。

①女性ホルモンの分泌を低下させて子宮内膜の増殖を抑制する働きのある薬をのむ方法(GnRHアナログ療法)

②男性ホルモンと同じような作用をする薬を投与して、女性ホルモンの分泌を抑える方法(ダナゾール療法)

③避妊用のピルで人工的に妊娠している状態を作る方法(偽妊娠療法)

④子宮内膜の増殖を抑える女性ホルモンの黄体ホルモンを投与して、患部の内膜増殖も抑制する方法(黄体ホルモン療法=最新の療法で副作用も少ないと言われています)

などを行いながら、子宮内膜症自身の痛みを和らげる鎮痛剤などをのみます。

妊娠の予定がなく、月経痛がひどい場合は、通常よりもホルモン量が少なく、副作用も比較的少ない『低用量ピル』で子宮内膜の増殖を抑えることもできます。

手術が必要な場合は、5㎝以上の膿胞が卵巣にあるなどのときは、破裂の危険を避けるために除去手術を行うことがあります。最近では、腹腔鏡手術がほとんどなので、傷も目立たず、術後の回復も早くなりました。

■まとめ

いずれにせよ、女性にとって、月経は健康を示すバロメーターですから、痛みを我慢せずに、「いつもと違う」と感じたら、早めに産婦人科の医師に相談しましょう。

 

働く女性と足のむくみ

『足のむくみ予防研究会』が実施した調査によると、20代~40代の働く女性の81.2%が「足のむくみを感じる」と回答しています(2009年、有効回答数133人)。

さらに54人の足を実際に朝と夕方計測すると、足首で2.7㎜、ふくらはぎで4.2㎜ほど太くなっているのが判明。

「夕方になると足がむくむ」という感覚は、実際に足を計測しても太くなっていることで、確認されました。

たしかに、朝はゆるゆるだったブーツが、夕方きつくなったり、靴下やハイソックスが肌に食い込んでしまったり、足が重く感じたり、だるくて歩くのが億劫になったりと、いうことは女性なら体験していることでしょう。

これに関して足のむくみ予防研究会代表世話人で東海病院下肢静脈瘤・リンパ浮腫・血管センター長の平井正文さんは、

「むくみは重力の影響で足に起こりやすく、他には瞼にむくみを多く見かけます。これは瞼の皮下の組織圧が低く、組織間液がたまりやすいのが原因です」とのこと。

つまり瞼のように皮下組織の繊維が柔らかいと、むくみやすいということで、肌の老化とともに皮下の弾性繊維が衰えると、瞼のようにむくみが発生しやすくなるということ。

足のむくみを解消するためには、まず長時間同じ姿勢をとらずに、軽い運動やストレッチで、足にたまった血液やリンパ液などを心臓に戻すように心がけること。

歩くことは、足底を刺激し、さらに足の筋肉を使うことで、筋肉が血液を押し上げつポンプ役をしてくれるので、たまった血液を押し上げる効果がバツグンです。

足のマッサージや足を上に挙げる体操なども効果があります。

さらに、肌の弾力や皮下繊維の老化を防ぐために、肌の乾燥や日焼けに注意しましょう、。

また弾性ストッキングという足を圧迫してむくみを解消するストッキングなども、販売されています。しかし、取り扱いや自分に合った圧力のストッキングを探すために、医師に相談するのがいいでしょう。

市販の弾性があるストッキングでもある程度効果があり、ハイソックスでもOK。ただし、使用するときは、むくみのない朝から使用し、途中で使うときはしばらく足を上に挙げたりマッサージして、むくみを改善してから履くようにしましょう。

 

桜でアンチエイジング

 

桜の色香でウットリ気分

 

桜の開花が待ち遠しい季節になりました。

2009年東京周辺の桜(ソメイヨシノ)の開花予想は、平年より3日早い3月25日で、全国的に暖冬の影響で3~7日ほど開花が早まると予想されています。

桜は咲き始めから、ひらひらと花びらが散り行く姿まで、魅力に溢れています。

私たちを虜にする桜は、見た目も香りも「アンチエイジングのお手本」のような花。桜のパワーを味方につけて、冬太りや冷え、肌老化などを改善して、春をスタートしたいものです。

桜は花の香りはごくわずかですが、「大島桜」などは「匂桜」と呼ばれ、花びらを集めて匂いをかぐと、桜餅のような香り(「クマリン」という成分)と、アーモンドのような香り(「ベンズアルデヒド」)、そしてバラ科の花に共通の甘くてやさしい香りがします。

こんな魅力がたっぷりの桜の色香に誘われて、童心に帰ったり、夢見心地を楽しむために、私たちは桜の下でお花見に興じるのでしょう。

若返りパワーいっぱいの桜

 

桜の中でも香りが強い「大島桜」の葉は、摘み取って塩漬けにして、桜餅として楽しみます。この桜餅の甘い香りこそが桜の香り。

バラ科の花のひとつとして、気分を高揚させ、不安や落ち込みを緩和して、明るく幸せな気持ちにさせてくれる効果もあります。気分も明るくなれば、表情や声のトーンも若々しく輝くはず。

そんな若返りパワーをたっぷり持った桜を楽しめるシーズンは、ごく短期間ですが、最近では桜のエキス入りのコスメやドリンクが続々と登場しています。

 

シーズンオフでも桜でエイジングケア

 

桜の木の皮からは、桜皮(オウヒ)と呼ばれるエキスが抽出され、咳止めや痰の絡みを抑え、ぜん息、発熱、痛み、二日酔いを改善する作用があるといわれます。

桜のお花見こそが、日本独特のアンチエイジングアロマテラピーだと思います。春の一時期だけにとどまらず、桜の色香を体いっぱいに感じて、冬の疲れや冷え、老化を吹き飛ばして、上手にアンチエイジングに取り組みましょう。

 

メタボリックシンドローム、90%が「知っている」

オムロンが2008年12月、30代~50代の男女1200を対象に

行ったインターネット調査によると、

メタボリックシンドロームという言葉を知っている』人は、

1083人で90.3%にのぼりました。

2006年に同様の質問をしたときは、2.9%が「知っている」、

23%が「聞いたことがある」で、73.8%が「知らない」と解答していましたが、

わずか3年で「メタボリックシンドローム」という言葉が、

急速に普及し、私たちの生活に根付いたことがわかります。

また「特定検診」が昨年よりスタートした影響もあり、

過去1年に健康診断を受けた」という人が65.8%(790人)で、

2008年度の56.3%を大きく上回りました。

年代別に見ると、30代、40代の男性の健診受診率がぐんとアップしています。

(07年と08年の比較で見ると、30代男性は48.8%→72%

40代男性は55.3%→77.5%

逆に30代女性の受診率が全世代の中でも最も低く44.5%

次いで40代女性も56%と低迷しています。

「受診した健康診断の種類」は、「勤務先や学校などの定期健診」が68.6%、

「自主的に」が11%、「自治体、保健所」が10.8%、

「扶養者勤務先の案内による健診」が9.1%、の順でした。

女性、特に主婦は、職場での健診などを受けるチャンスがないために、

受診率の低迷が続いているようですね。

美容やダイエットばかりでなく、健康のためにも、女性の皆さん、

健康診断を受けましょう!

女性がメイクをする理由

 

ポーラ・オルビスグループのポーラ文化研究所が、15歳~64歳の1500人の女性を対象に行ったメイクに関する調査結果です。

まずは「ふだんの生活でメイクをする理由」について・・・

15歳~24歳までは、「自分に自信を持ちたい」という理由が最も多く、25歳~29歳までは、「TPOに合わせるため」という理由がトップ。

しかし30歳以上では、「紫外線から肌を守りたい」という意見がトップを占め、見た目やメンタルな面から化粧をするというよりも、紫外線から肌を守るという「スキンケア的」な目的を重視する傾向があるようです。

「メイクが好き」と答えた女性は、全体の58%で、30歳未満の女性は、66%~70%が「メイクが好き」と答えており、30代では35%と、全世代のなかで最も低い数値で、40代、50代では40%台に回復します。

やはり、子育てやキャリアアップに忙しい30代は、化粧を楽しむと心の余裕と物理的な時間と金銭的な余裕が、少ないのかもしれないですね。

「メイクの所要時間」も、20歳~24歳が、27.5分ともっとも長く、次いで15歳~19歳が20.6分、25歳以降は、13分~18分を推移する数値で、メイクが手馴れてくると、時間も短く、手早く済ます女性が増えているようです。

メイクのアイテムに関しては、5分以下でメイクを済ます人は、平均9アイテム、30分以上かけてメイクする人は、平均16アイテムで、メイク時間が長い人は、メイクアイテムもたくさん使っていることがわかりました。

腸のいい流れを作って花粉を体の外に出す

腸の免疫力アップがポイント

【汚れた腸のイメージ】
便秘や下痢ぎみの腸は、悪玉菌や有害物質が多く、免疫力も低下しています。

注目したいのは、腸の力。腸は全身の約60%もの免疫システムを担っているので、腸の環境を整えて、花粉に負けない免疫システムを整え、強化することが大切です。

便秘や下痢などの問題を抱える人の腸には、悪玉菌が多く、アンモニアなどの有毒物質や老廃物が溜まって、腸が正常に機能せず、口から侵入した花粉の刺激を受けてしまう可能性もあります。

腸にいい流れを作り便秘も花粉症も解消

【キレイな腸のイメージ】
一定のリズムでいい流れのある腸は便秘もなく免疫力もアップします。

漢方の「気・血・水」で考えると、花粉症は「水」のトラブル。

つまり花粉の侵入によって、必要のないところに鼻水、くしゃみ、涙目、口の乾燥、食欲不振、胃腸障害などの「悪い水の流れ」が起きてしまうのです。

代謝をアップして水のトラブルを解消するためにも、腸の働きを正常にして、滞りをなくし、快便を心がければ、腸の中もキレイにスッキリと流れが良くなり、花粉をしっかり排出できるのです。

腸内のコンディションを整えるには、食物繊維や乳酸菌を摂ることと、適度な運動を心がけることです。

花粉は胃腸にもダメージを与える?

花粉が口から侵入し免疫力を低下させる!

花粉は鼻だけでなく口から入って胃腸にもダメージを与えます。

花粉は鼻や喉を傷つけるだけでなく、口から進入して、内臓にもダメージを与えます。
花粉が鼻から体内に侵入すると私たちの体は、花粉を異物として攻撃するために、血液中のIgE抗体が肥満細胞のスイッチをオンにして、肥満細胞から鼻水やくしゃみ、涙目の原因になるヒスタミンや、鼻づまりの原因になるロイコトリエンという物質を放出することで花粉症が発症します。

さらに花粉は口からも侵入し、胃や腸でも同じような反応が生じて、悪化すると炎症を起こし、鼻づまりだけでなく、食欲不振や胃腸障害など、全身の免疫力を低下させて、病気にかかりやすくなってしまう可能性もあります。

体に侵入して悪い影響を及ぼす花粉を撃退してくれる強い味方である腸内細菌を増やすためには、腸内環境を整えて、免疫力をアップすることです。

パーキンソン病とメラノーマ(黒色腫)の家族歴との関係

メラノーマ(黒色腫)の家族歴がある患者さんは、パーキンソン病の発症リスクが高いかもしれないことを、ハーバードメディカルスクールのシャン・ガオ教授らが発表しました。

親か兄弟にメラノーマを発症した人がいる人は、そうでない人に比べて、約2倍も、パーキンソン病を発症するリスクが高いことを教授らが指摘しました。「この結果は、メラノーマとパーキンソン病が同じような遺伝子構造を持つことを示唆しています」と博士は言います。

 

これまでの研究では、パーキンソン病がメラノーマと関係があることを指摘されましたが、それは色素沈着に関係する遺伝子と2つの病気の発症に関係があること、またそれらの遺伝子がドーパミンの合成能力の低下やメラニンの過剰発生にも関係することが推察されています。

この研究は、パーキンソン病ではない131,995 人を14年から20年ほど追跡調査し、その結果、543人がパーキンソン病を発症しました。

パーキンソン病を発症した543人について、家族のメラノーマ歴、肺がん、大腸がん、前立腺がん乳がんなどとの関連についても調べた結果、メラノーマの家族歴がある人が多いことが判明しました。

ガオ博士は「メラノーマの遺伝子決定因子が、パーキンソン病を誘発するかもしれない仕組みについて、研究を進めたい」と述べています。

今回の研究について、遺伝子研究レベルでは2つの病気の関連性がわかっていましたが、易学的にも大きな関連性を示唆したということで高く評価されています。

Primary source: American Academy of Neurology
Source reference:
Gao X, et al “Family history of melanoma and Parkinson’s disease risk” AAN 2009

 

京都生まれの女性が美しい理由って?

京都生まれの女性が美しい理由って?

京都は街も人も自然も美しく年を重ねます。

歴史があるのに古臭さよりも、年を重ねることの美しさを感じさせてくれる京都って「アンチエイジングな街」。

そんな京都に暮らす女性の中に美しい人が多いのには理由があります。

京美人のアンチエイジングな生活 10か条

日頃から取材で京美人に出会うことが多いガイドが、京都の女性たちが心がけるアンチエイジングな生活についてまとめました。
その1 ■花を飾る
その2 ■水にこだわる
その3 ■生活にメリハリをつける
その4 ■豆を煮てストレス解消
その5 ■肌トラブルは食べて治す
その6 ■やせ我慢してダイエット
その7 ■鏡に向かって自分をほめる
その8 ■黒糖、はと麦、あずきなど、和素材でスキンケア
その9 ■人を喜ばせて、ホルモンアップ
その10 ■たまには和服を着てしとやかに振舞う

自分流のメリハリ生活を見つけよう

京都で生まれ育った女性たちって、美肌をキープすることにものすごく努力しています。

お金をかけるところはゴージャスに、倹約するものはシンプルにと、メリハリをつけながら、自分に合った方法を見つけて、決して流されない。それでいて、新しい情報や流行にも敏感で、厳しい選択眼でしっかり取捨選択して、いいものだけを選びます。